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平和への思いを新たに

ANAクラウンプラザ長崎での平和講話です。語り部の松尾さちこさんです。
講話は爆心地の写真をもとに始まりました。当時は、山里国民学校の5年生で、学校は爆心地から600m、自宅は700mの地にあったそうです。8月9日、お父さんから山に避難をするるようにと言われ、お姉さんが作ってくれたおにぎりをもって家族で避難していたとうです。強烈な光と爆風でお母さんや弟の大けがをした様子などをお話ししていただきました。子ども達は事前学習とは違い、当事者の方から8月9日に起こった話に、子ども達は松尾さんから目が離せない様子で聞き入っていました。原爆投下の日からの長崎の街の様子や最後まで見つけることができなかった家族のことをお話しされ、子ども達も家族や命、平和など色々な事を考えるきっかけになったのでは思います。
講話にあった爆心地や山里小学校などを午後からは、子ども達はフィールドワークで巡っていきます。今回の講話でより意味のあるものになると思います。松尾さんは、「みなさんにこうして話ができるので幸せだと思います」と最後に話されました。井上らむさんは「お話ききながら想像し怖くなり、戦争を起こしてないけないと改めて思いました」とお礼を述べました。つらい記憶を含めてお話をいただいた松尾さんに感謝いたします。