我が名は鋼鐵塚(はがねづか)
朝の登校の様子です。
「校長先生、ネクタイが落ちていました。校長先生のですか?」と届けてくれました。預かりました。持ち主が見つかるといいですね。(ここまで朝の記事)→→→(ここから夕方の書き込み)ネクタイの持ち主、見つかりましたよ!届けてくれてありがとうございました。
これってあなたの知らない誰かが困っていたのをあなたが助けたと言うことですよ。とてもステキなことですよ。
ダンボールを持ってきている子がいます。図工でしょうか?
この前まであんなに暑かったのに、寒さを感じる季節が来ました。
四季がある日本ってステキだなあと思います。
6年生、朝のボランティア、ありがとうございます。
自分の時間を誰かのために使えるってすばらしいことです。
午前中は出張でした。
戻って午後、昼休みは体育館で市子連駅伝大会の結団式です。
本渡北小の代表としてがんばってください。
コースの確認、たすきの渡し方等のレクチャーもありがとうございました。
昨日、そして今日も「ホームページ観てます」と声をかけていただきました。ありがとうございます。「マスキングをしていても我が子はわかります」と言っていただきました。また「あれだけのマスキング大変じゃないですか?」とも言っていただきました。ありがとうございます。ホームページもマスキングもがんばります。
午後の授業の様子です。
1年音楽です。貨物列車シュッシュッシュです。私これを初めて知ったのは、40代男性が10人ほど集まる研修のアイスブレークでCDトラブルで音楽が鳴らないとき「みんなで歌おう!」ってやり始めたのが最初でした。40代男性10人で貨物列車、少し引きました。
鍵盤ハーモニカの音色が遠くから聞こえてきたのはこのクラスでした。
2年教室から聞こえてきたのは「北風小僧のかんたろう」です。北島三郎さんですね。
ん?彫刻刀の使い方の動画です。
2年図工、紙版画・・・。
黒板に音符かくのが上手です。
3年生、人権について話し合っています。人権旬間です、人権についてしっかり考えましょう。
「校長先生、よくない言葉を使うのを減らすにはどうすればいいですか?」と呼び止められました。いい視点ですね。「いい言葉をたくさん使おうってめあてを立てて取り組めば、よくない言葉が消えるかも?」とアドバイスしました。私は子供たちの人権感覚は正しく育むことで正しく育つと信じています。
6年図工、私、ラピュタの巨神兵かと思いました。
5年生、金曜日は「水俣に学ぶ肥後っ子教室」です。がんばって学習してきてください。差別の悲しい歴史があって今があります。私たちがきちんと学んできちんと伝えて、悲しい歴史を繰り返してしまわないように。そしてその感覚を私たちの日常生活に組み込みましょう。
5年保健、自分の体について知ることはとても大切なことです。
ALTのQ先生が外国語の掲示物を貼り替えてくれてましたよ、メリークリスマスです。
音楽室は入り口が前なので外から眺めるだけなんですが、必ず数名と目が合います。
今日のタイトル「我が名は鋼鐵塚(はがねづか)」
鋼鐵塚蛍、鬼滅の刃、竈門炭治郎の刀、日輪刀を打った刀鍛冶です。鬼滅の刃では刀だけでなく刀鍛冶にも敬意を表します。制作者に敬意を表する、食べるときも生産者を想う。見えない誰かに思いを馳せることができることは大切な人権感覚です。
今日の5時間目、彫刻刀を手にした子供たちを多く見かけたら、私の思考はこの彫刻刀を作ったのは鋼鐵塚蛍?という妄想になりました。
子供と「その彫刻刀は日輪刀?」「いいえ違います」とどうでもいい会話に子供を付き合わせたりして。
初めての日輪刀、いや彫刻刀も恐る恐るですが使いこなしていました。
恐る恐るって感覚はいくつになっても大切です。この感覚があると人を傷つけない気がしています。
私は子供の頃、切れない糸切りばさみと赤錆びた裁ちばさみ、母のお下がりの裁縫道具、他の文房具もいろいろあるもので間に合わせて、新しいものを買ってもらうと言うことはほとんどありませんでした。
結果的に私の耐える感覚、我慢する感覚、自分だけ違っても構わない感覚は、育てられたと思っています。
例えば、中学校に入学したとき、母が「あんたは、給食をやめて弁当にする」と言い出して、私一人、教室で弁当食べていました。みなさんはどう思われますか?私は結構、なかなか、かなりつらかったです。人権教育も十分でない時代です。周囲からの疎外感、からかわれ感はなかなかのものでした。
でも、私の耐える感覚、我慢する感覚、自分だけ違っても構わない感覚は、そのとき育てられたと思っています。
そんな私が唯一買ってもらったのが彫刻刀でした。だからもう、ものすごく大切にしました。
子供たちが彫刻刀を使うとき、子供だったあの頃を思い出します。
今日のタイトル「我が名は鋼鐵塚(はがねづか)」
彫刻刀でがんばる子供たちを見ながら思い出したのは、竈門炭治郎の日輪刀を打った刀鍛冶の鋼鐵塚さん、そして子供の頃買ってもらった彫刻刀、すみません、それだけのつながりです。
でも、人権旬間にリンクさせると、作った刀鍛冶に敬意を表する、見えない生産者に感謝する、知らない誰かの心を想うって、すごく大切な人権感覚だと思います。人権感覚って、とびっきりの優しさだと思っています。
以上、校長、木村でした。
今日も最後まで観ていただきありがとうございました。