何を学んでいるのかな?
月曜日の朝です。
「明るい声で」「相手の目を見て」「お辞儀をしながら」
あいさつをもらうととても元気になります。
走行中の車内からも会釈をいただくことがあります。
ありがとうございます、元気をいただきます。
4年生のみなさん、金曜日に委嘱状いただきましたね、あいさつで地域を元気にしましょう。
今日は、学校を出張で不在にする時間が多く、1年生の授業風景を中心に紹介します。
すべての教室を回ることができませんでした。
1年生の授業を見ていると、先生の指導を見ていると、ここが小学校の原点だなあと思うことが多くあります。
私も28年前、初めて1年担任をさせてもらって、その大切さを知ることができました。
1年生が朝自習で、読書に取り組んでいます。
先生の指示あってこそできることです。
家庭でもそうですよね、1回言ってできるのであれば何の苦労もありません。
1年生の先生は、そのあたりの指導と確認を上手に行っています。
本を読むときは読む、書くときは書く。
まず今何をするときか、はっきりさせることは大切です。
そのうえで、うまくいっているかを確認しています。
確認をしたときに、うまくいっていなかったら、作業を止めて、再度確認の指示をしています。
勝手に席を立たない、という約束をしたのなら、1人目が席を立ったときに確認をする、ということです。2人目、3人目が席を立ち始めた時、指導をしてももう間に合わないことはよくあります。1人目は席を立ったときに注意されなかったので承認されたと勘違いをしてしまって「なんで?」となることもあります。先生たちはそれを経験の蓄積でマスターしていきます。それぞれのタイミングとそれぞれの加減です。なかなかとても難しいですね。
指示して、タイミングを外さず、うまくいっていなかったら修正し、確認して次へ進む、の繰り返しです。
それを踏まえていると、学習効率が高まります。
日本語の難しい母音の選択も、きちんと1年生が理解しています。
きっと前の時間にきちんと、先生の意識ではなく子どもの意識の中で押さえられているのだと思います。
これも難しかったですね、算数、ふえたりへったり・・・。
バスに乗ってきたり降りていったり、最終的に何人乗っているか?
ブロックを使わせたり、スクリーンで確認したり、先生は見渡してちゃんと理解度が十分でないのをわかっているので、何度も繰り返す繰り返す・・・。私も途中で問題に参加しましたが、7人乗ってて、3人降りて、2人乗って、とかじゃダメでした。出張へ移動中の車の中でも反省後悔していました。「バスに1人乗りました、次に1人乗りました、そして1人乗りました」から始めるべきでした、反省です。
すかさず、担任の先生は、「のりました」と「おりました」を確認していました。
確かに!さすがです!そこでした!反省です!
そして1年生は校外学習へ出かけていきました!
校長、出発まであと10分、私が向かった先は6年教室・・・。
1年生の学びが、6年生へと確かにつながっていることの確認に行きました。
1年生は、指示と確認を担任が行っていましたが、6年生はかなりの部分、自分でコントロールしています。
そうしないと、1から10まで指示を受けないとできないなら、ネットで調べて、スプレッドシートに書き込んでいくなんてできませんよね。
滑走路を走る飛行機は、徐々に機体を浮かせ、やがて飛び立ちます。
成長って、それと似ているところもあると思います。
1から10まで言っていたのに、そんなに言わなくてもできるようになる、離陸です。
その離陸のときのために、親も子も少しずつ準備をする、と言うことかなと思います。
しかも、その項目はそれぞれいろいろあって、例えば後片付けについては、うちの子は、ここまでできる、だから「片付けした?」という声かけでOK、でも家庭学習については「やった?」と聞くと「やったよ」と言うけど、見るとちゃんとできていないから、もう少し細かい声かけが必要とか、子ども一人一人違うのかなと思います。
今日のタイトル「何を学んでいるのかな?」
学んでいるのは学び方かもしれません。
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