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2020年12月の記事一覧

脈々と受け継がれている「日奈久の心」

 1949年(昭和24年)11月5日、修学旅行で訪れていた益城町津森小学校の児童・先生らが、日奈久沖で遊覧船が転覆し、24人が亡くなるという悲しい事故がありました。

 この事故では、日奈久の方々が一人でも多くの命を救おうと献身的な救助を行い、事故後も毎年慰霊祭を続けてこられ、昨年は70年目を迎えています。日奈久小でも毎年「命の日集会」が行われています。私自身、益城町の学校に8年間勤めていましたので話としてお聞きしていました。

 今年8月3日から、日奈久小での授業再開にあたり、たくさんの日奈久の方々にお会いし接することができました。そして、ご厚意でたくさんの体験活動ができました。八竜小運動会準備に地域の方が協力してくださいました。最終日「合同持久走大会」では沿道で応援のエールを送ってくださいました。日奈久小の先生方や児童のみなさんをはじめ、地域の皆さんに快く受け入れていただき、温かく見守っていただきました。

 人としての優しさ・慈愛の精神はまさに「日奈久の心」でした。日奈久の中で大事にされ、受け継がれているものだと感じました。

 朝、八竜小スクールバスの到着を、伊達整形外科病院で開院を待っている地域の方が手を振って迎えてくれます。子供達にとっても楽しみの時間です。

 また、毎日、下校スクールバスを自宅から3号線までお出でになり、手を振ってお見送りをしてくださるおばあちゃんがいました。暑い夏の日から木枯らしの吹く寒い冬まで、雨の日も傘をさして毎日です。

 最終日、見送っていただいたおばあちゃんにお礼を伝えにいきました。すると、「こっちがお礼ば言わなん。毎日子供達から元気ばもらっとたとよ。」とおしゃっていただき、坂本に戻っても頑張るよう逆に励ましていただきました。 

 子供達や我々教職員は、「日奈久の心」を感じ、知ることができました。このことを坂本の地にもどっても忘れず、受け継いでいきたいと思います。

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「学び続ける先生」の姿

文部科学省「GIGAスクール構想」により、児童が一人一台のタブレットでの学習が可能となります。本校でも、12月7日には、タブレットが完備されます。

それに向けて昨日、日奈久小学校の先生方と合同で、タブレットを活用した学習支援サービスの研修を行いました。

「ラインズeライブラリ」という学習支援システムですが、これは日常の授業での活用はもちろんのこと、家庭学習にも使えるツールにもなります。万が一、再び休校措置などが発生した場合、学びの保障ができるものです。

本校の先生方も日奈久小の先生方も、真剣な表情かつ積極的に研修に参加されていました。あっという間に時間がきたという感じで、自主的にレクチャーを受ける先生もいました。

「学び続ける先生」こそが、子供達に必要です。これまでの教育技術に組み合わせれば、さらに進化した「学び」が生まれると思います。

先生方集中!学習支援システムの説明デジタルテキストにチャレンジ

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