令和5年度までの学校生活

夏休み前集会

7月21日(金)夏休み前集会(前期前半終了式)を行いました。

2校時に、コロナ以前のように全学年が体育館に集合するかたちで行うことができました。

開会の後に、夏休み前(前期前半)を振り返って、3年生の岩﨑光厘さん、寺田大翔さん、6年生の中尾勇晴さん、橋本颯さんが、代表して頑張ったこと等を全校に発表しました。4名とも自分が頑張ったことをしっかりと発表してくれました。

その後、校長の話をさせてもらいました。

夏休みは、子どもたちが心待ちにしていて、楽しいことやうれしいことがたくさんあると思います。

たくさんの体験をして、充実した休みにしてほしいと思います。

それと同時に、命について家族と一緒にあらためて考え、学んでほしいと思います。

まず、「自分の命は、自分で守る。」「人の命は、みんなで守る。」を確認してほしいと思います。

生徒指導担当の増渕先生からも全体に、夏休み中も自分の命を守るためにお話ししていただきました。

増渕先生は、小学生の頃、近所の子どもが川で溺れて亡くなってしまったことを話されました。川に入って行方が分からなくなった子どもを、警察や消防署の方々が懸命に捜索された時の様子やその子のお母さんが、真っ青になって震えながら無事に見つかることを願ったおられた情景を語ってくださいました。とても悲しいことに、その子どもは、その川で命を亡くして見つかったそうです。

増渕先生は、「命が亡くなることは、亡くなった人のたいせつな人をとても悲しませることです。」と話されました。本当にその通りだと思います。

今までもそうでしたが、これからも、そして、夏休み中は特に川や海、用水路等へは子どもだけでは絶対に行かない、入らないことをみんなで確認し合いました。とても悲しいことに、先日、7月21日(金)には、福岡県で小学校6年生の子どもが川で溺れて3名が亡くなっています。もう一度ご家庭でも水難事故に遭わないように子どもたちにご指導してください。

また、交通事故等にも十分に気を付けて長い夏休みを無事に過ごしてくださいと増渕先生から全体指導をしていただきました。

養護教諭(保健室)の宮本先生からは、夏休み中も生活リズムを整えて健康で楽しい休みにしてくださいと指導していただきました。

校長(私)は、日本人として、8月は、命と平和についてしっかりと考えてほしいと話しました。

私は、8月は戦争と平和、お盆を通して命について子どもたちがしっかりと考える月だと思います。

1945年・昭和20年8月6日の広島市、8月9日の長崎市の原爆投下、8月15日の終戦記念日は、決して忘れてはならないことです。78年前に日本人の300万人以上が亡くなった太平洋戦争をあらためて子どもたちと学び、不戦の誓いを確認し合い、恒久平和を心から願うことを今だからこそ子どもたちと一緒に強くもたなければならないと思います。

また、八月は、お盆があります。自分の命が今あるのは、両親や先祖から命を授かったことを家族で確かめ合い、感謝する月だと思います。新型コロナウイルス感染症が第5類になり、離れて暮らしている家族や親せきと久しぶりに会う人もたくさんいることでしょう。その幸せがあるのも先祖のおかげです。先祖や家族に感謝して、命の尊さと愛おしさを感じてほしいです。

子どもたちと「自分の命は、自分で守る。」「人の命は、みんなで守る。」を確認し合って、8月18日(月)には、横島小のみんなが、「笑顔の登校 感謝の下校」ができるようにしようと話して、夏休み前集会を終わりました。