児童数(201名) 学級数(10学級) 職員数(30名)
児童数(201名) 学級数(10学級) 職員数(30名)
9月19日(木)の給食
9月19日(木)の給食です。
今日のメニューは、栗ご飯、つぼん汁、アジ胡麻フライ、千草和え(ピーナッツアレルギー対応は、ピーナッツなし。)、牛乳でした。
残暑というよりは、酷暑がつづいている暑さですが、秋の実りは横島小に届きました。栗は、秋の実りの代表のように思います。その栗とさつま芋をたっぷり使った栗ご飯は、子どもたちに合う塩加減を考えられて炊き上げてありました。もち米も入れてあり、とってもおいしい栗ご飯でした。
今日は、ふるさとくまサンデーの献立の日で、球磨地方の特産物を使ったメニューでした。熊本県内では、多くの地域で栗の栽培が行われていますが、球磨地域も栗栽培が盛んで、JR人吉駅では、栗の形の弁当箱に入った栗弁当が販売してありました。
そして、球磨地域の郷土料理の「つぼん汁」が、メインのおかずとして出ました。「つぼん汁」は、鶏肉、かまぼこのほか、里芋、ごぼう、人参、大根など根菜の野菜を小さめに切り、いりこ出汁で煮て醤油味で仕上げた具だくさんの汁ものだそうです。もともとは人吉球磨地域で、秋祭りに供される会席膳の一つで、現在は正月や祭りなどでもつくられているそうです。特に祝い事には欠かせない料理であり、そのとき具材は7種類か9種類など奇数でそろえるのだそうです。名前の由来は、会席膳では浅いお椀と深いお椀を使ういますが、蓋付きの深い椀に汁を盛り付けていたことから、「壺の汁」と呼ばれ、それが変化して「つぼん汁」という名が付いたそうです。各地域や家庭で、それぞれ出汁や材料、切り方などに違いがあるそうです。例えば、人吉地区(おくんちさん)では焼き豆腐、球磨郡あさぎり町(八幡さん)では厚揚げ、多良木町(えびすさん)では油揚げを入れるそうです。出汁もいりこのほか、干ししいたけ、地鶏、焼きエビなどさまざまに受け継がれているそうです。
横島小のつぼん汁は、鶏肉と椎茸の出汁がよく出ていて、ごぼうの香りがかおり、根菜類がたっぷり入った優しい味の汁でした。豆腐は、地元の山本豆腐店の焼き豆腐が入れてあり、おいしさとうれしさが一段と増していました。
アジ胡麻フライは、ふわっとした食感と自校給食だから味わえるできたてのおいしさで、低学年の子どもたちにも人気でした。
千草和えの千草とは、いろいろなものを表すときに使う言葉で、千草和えは、いろいろな食材を混ぜて和えたものだそうです。
横島小の千草和えは、人参、キャベツ、チンゲンサイに、チキンハムとピーナッツを混ぜて子どもたちに合う味付けで和えられていました。栄養バランスのいいおいしい和風サラダでした。
そして、今日も牛乳でおいしくカルシウムをとることができました。
今日は、秋の実りを球磨地方の食文化で感じながら、おいしくいただいた給食でした。