校長室から

2022年3月の記事一覧

3月7日~3月11日

3月11日(金) 地域に支えられながら

いつものように、登校してきた子どもたちと朝のあいさつを交わそうと正門に行くと、近隣の保育所の副園長さんに出会いました。「おはようございます。」と声をかけると、手にはじょうろを持っておられます。正門前の花壇にはツツジが植えてありますが、その根元に花を植えてくださっていました。その花に、水をかけてくださっていました。本当に有り難いことだと感じました。私たち学校職員の気付かないところで、環境を整備していただいている地域の方もいらっしゃいます。地域の方々の温かい心に支えられながら教育活動が進められている坂瀬川小は、本当に素晴らしい学校だと感じます。
  

3月10日(木) 子どもたちが考えた献立が給食になりました!

本日、苓北町の全小中学校で出された給食は、本校の児童が提案した献立でした。6年生の2学期の家庭科で、一食分の献立を考える時間がありますが、その学習の中で、給食の献立を考える取組が行われていました。日頃子どもたちが食べている給食の献立を参考にし、栄養バランスや苓北町の食材(地産地消)も考えながら、一人一人が理想の献立を立てました。その献立を栄養教諭の先生に提案したところ、給食共同調理場の方々と協議され、実現することが出来ました。本日の献立を考えた子はもちろんのこと、6年生全員で喜び合いました。
当初は、実際に調理場に提案した子も入り、栄養教諭の先生と同じ動きを体験する計画もありましたが、コロナ禍のため叶いませんでした。しかし、6年生全員で共同調理場に出向き、給食が出来るまでの過程を見せていただきました。管理栄養士になりたいという夢をもっている子は、この体験を将来に役立てたいという感想を述べていました。
今回の提案の実現に向けてご尽力いただいたすべての方に対して、心からお礼申し上げます。
  

3月9日(水) 「ここはひみつのトンネルです」

朝から正門付近の落ち葉はきをしていると、一人の1年生が、「校長先生、ここはひみつのトンネルです。ここを通ると運動場に行けます。」と話しかけてきました。天気のよい日の昼休みは、たくさんの子どもたちが追いかけっこをして楽しんでいる様子をよく見かけます。正門付近にカイズカイブキが並んでいるのですが、下の方にちょっとした空洞が出来ています。大人は通ることが出来ないのですが、低学年の子どもたちは、そこを軽々と通り抜けています。子どもたちの中には、「ひみつきち」と言っている子もいます。「校長先生、ここを通るとトトロが出てくるみたい。」と話してくれました。子どもたちの想像力は大変豊かであり、心から遊びを楽しんでいるんだなあと感じた朝でした。

3月8日(火) 日本の伝統文化から学ぶ

地域学校協働活動の取組として、日本の伝統文化でもある茶道の体験活動を行いました。本校の地域学校協働活動推進員に連絡及び調整を行っていただき、町で茶道を教えておられる方を講師としてお迎えし、6年生を対象に実施しました。
6年生の中には、卒業式、そして中学進学を目前に控え、期待や不安で心が落ち着かないこともあることと思います。学校生活の節目となるこの時期に、茶道の様々な所作に学びながら、心静かにお茶をいただくことで、落ち着いた気持ちで次のステップへと進んでほしいと願い、今回の活動を企画しました。
礼にも様々な種類があることや、畳の歩き方、相手への言葉のかけ方等、初めて体験することばかりに、「奥が深い」という感想を述べた子もいました。本格的な抹茶を初めて飲む子ばかりで、味の感想も様々でしたが、添えられていた和菓子については、一様に「おいしかった。」と話してくれました。
長く受け継がれてきた文化のよさを学ぶ中で、改めて自分たちのふるさとのよさを見つめ直し、感謝する心を育んでいってほしいと願っています。
  

3月7日(月) 1年生の楽しい日記より

本校の子どもたちの家庭学習の頑張りを励ますために、1・2年生は日記を、3年生以上は自計学ノートを、曜日で学年を決めて見せてもらい、私からもコメントを書かせてもらっています。1年間続けてノートを見ていると、子ども一人一人の成長が感じられ、とてもうれしい気持ちがします。
本日は、1年生の絵日記を見せてもらいました。休日に家族と遊んだこと、金曜日の送別遠足のことなど、楽しい思い出が綴られていました。遠足で食べたお弁当がうれしかったのか、中に入っていたおかずを詳しく絵に描いている子もいました。
子どもたちの「学びに向かう力」を高めるためのサポートを、これからも続けていこうと思います。