校長室から

2022年4月の記事一覧

4月24日~4月28日

4月28日(木) 校長のことを心配してくれる坂っ子!

朝から全校児童と先生方で行う「チョボラ」(チョコッとボランティア)が計画されていました。運動場に草が目立ってきたので、学年ごとに草引きを頑張ってくれました。その後、6年生の担任がうれしいことを教えてくれました。私はいつものように校舎回りの落ち葉や木枝を掃いていたのですが、6年担任に一人の子が、「校長先生が一人で大変そうだから、手伝ってきていいですか。」と言ってきたそうです。確かに、校舎南側の駐車場を掃いている際にその子が来て、「校長先生、お手伝いします。」と現れたのです。「ありがとうね。中庭の方を掃いてくれると助かるよ。」と返すと、その子は一人で黙々と落ち葉集めをしてくれました。チョボラの時間が終わると、「校長先生、時間だから教室に行きます。」と告げて帰って行きました。中庭の通路も、すっかりきれいになりました。
誰かに言われたからではなく、周囲を見渡し、必要なことを自分で考え、自ら行動する。これこそが本校の子どもたちに育てたい資質・能力の一つである「考動力」です。校長のことを気遣って手伝ってくれた坂っ子!本当にありがとうございました。

4月27日(水) 春を感じる言葉を集めて

子どもたちの授業の様子を見て回っていると、どの学年の国語の授業でも、春を感じる言葉を使って俳句を作ったり、文章を考えたりする内容が取り扱われていました。低学年の子どもたちは、視覚的に捉えた草花や生きものを考えて発表していました。自分で見つけた蝶について発表している子がいましたが、「質問します。そのチョウチョは、どれぐらいの大きさでしたか?」と尋ねられ、言葉で何と表現するのか悩んでいました。高学年になると、より五感で感じた視点から春を感じる子がいて、発表を聞いていると「なるほど。」と感心させられました。
自分が見たり聞いたりしたことを言葉で上手に表現するためには、より多くの言葉と出会う必要があります。その出会いの一つが、読書です。多くの本を読み、様々な表現の仕方をインプットしていくことで、聞き手に様子を想像させるようなアウトプットができるようになるでしょう。
本年度も本校では、読書活動に力を入れていきたいと思います。

 

4月26日(火) 「校長先生、手伝います!」

日曜日に授業参観を行ったため、昨日は振替休業日でした。天気もよかったので、朝から校舎周辺の環境整備をしていました。本校は校地に樹木が多いため、定期的に整備が必要です。カイズカイブキの剪定を行っていると、学校に遊びに来ていた4年生が、「校長先生、手伝います。」と言って、切り落とした枝を集めて、リアカーにのせてくれました。「ありがとう。怪我をしないようにしてください。」と伝えると、「大丈夫です。」と返し、草捨て場まで運んでくれました。また、別の子どもたちは、ほうきや松葉かきを持ってきて、運動場の小枝などを掃いてくれました。
この感動した出来事について、朝から本校の先生方に伝え、共に子どもたちの成長を喜び合いました。

 

4月24日(日) 保護者の皆さま、ありがとうございました

本年度1回目の授業参観、PTA総会、学級懇談会を実施しました。日曜日に実施したこともあり、すべてのご家庭の皆さまに参加していただきました。本当にありがとうございました。
保護者の皆さまが参観されるということもあり、子どもたちも笑顔で、張り切って授業に臨んでいたように感じました。入学して2週間の1年生も、算数の勉強を頑張っていました。1から5の数を書く学習が行われていましたが、数に合わせて数図ブロックを自分たちで上手に並べていました。2年生は、春の言葉をたくさん集めていましたが、保護者の方の意見もずいぶん取り入れていたようです。各学年で子どもたちが自ら考え、そして友達と協働で学び合う活動が取り入れられていました。
令和4年度も、保護者の皆さまとしっかりスクラムを組みながら、子どもたちの健全な育成のために力を尽くしていきたいと思います。今後ともご協力の程、よろしくお願いいたします。
  
  

4月18日~4月22日

4月22日(金) 今年は何を育てるのかな?

春の陽気で学校の花々が元気に咲き誇っていますが、その分、草もずいぶん伸びてきました。1・2年生が生活科で使う学習園がありますが、その学習園にも雑草がずいぶん生えてきました。本年度も、季節に応じた様々な野菜などを育てるため、1・2年生が力を協わせて草取りをしました。進級した2年生が、1年生に手本を見せようと頑張っている姿を見て、感動しました。今年は何を育て、みんなで収穫を喜び合うのか、今から楽しみです。
  

4月21日(木) たしの命を大切にする「地震津波避難訓練」

4月は、くまもと防災教育月間です。本校では、本日「地震津波避難訓練」を行いました。災害時の児童の避難場所は、大師山となっています。朝から雨が降り、児童の避難経路の安全面を考慮して、本日はホールに集合することとし、大師山への避難訓練は、後日計画することにしました。
どの学年の子どもたちも真剣に参加し、自分の命を守る大切さを学んでくれました。熊本地震の経験を語りながら、災害はいつ、どこで出会うか分からないので、身の回りの情報をつかみ、考えて行動することが必要であることを伝えました。
  

4月20日(水) さわやかなあいさつ「校門一礼」

坂瀬川小学校で学べることへの感謝の気持ちを表す「校門一礼」の取組も、本校の特色ある取組として定着してきました。一昨年度、そして昨年度の6年生が学校のリーダーとして示してくれていた姿は、本年度の6年生にもしっかりと受け継がれており、他学年の見本となるようあいさつをしてくれています。登校班の上学年を見ながら、1年生も出来るようになりました。
ふるさと「さ・か・せ・が・わ」小学校の姿の『さ』・・・・「わやかなあいさつが響く学校」を目指し、本年度も子どもたちと職員みんなで力を協(あ)わせて取り組んでいきたいと思います。
 

4月19日(火) 考動力が身に付いてきています

いつものように朝から正門周辺を掃いていると、一人の2年生が竹ぼうきをもって現れました。「校長先生を手伝ってくれるのかな?」と尋ねると、「初めは運動場の草引きをしようと思っていたけど、もじゃもじゃしたのがいっぱい落ちていてたいへんそうだから、こっちをします。」と返してくれました。その後は、一人で黙々と集めてくれました。みんなが集まってボランティア活動をしていたわけでなく、自分で考え、行動する様子を見ながら、たくましさを感じました。また、低学年の子どもたちにも、本校の児童に育てたい資質・能力の一つである「考動力」が身に付いてきていることを感じ、うれしく感じました。

4月18日(月) アクセス数 100,000突破!

日頃より本校のホームページを見ていただき、ありがとうございます。先週、アクセス数が100,000件を突破しました。本校の教育活動の様子や子どもたちの頑張っている姿を保護者の方々、そして地域の方々に伝えていきたいと考え、できる限り新しい情報を更新してきました。今後も、より分かりやすく本校の取組を発信していけるよう、努力していきたいと思います。

4月11日~4月15日

4月15日(金) 歓迎遠足が実施できたことに感謝!

本日、新1年生との交流を深めるための歓迎遠足を行いました。風は強かったのですが、天気に恵まれ、全校児童で近隣のグランドまで歩くことができました。県内の新型コロナウイルス感染状況が増加傾向にある中ではありましたが、全員元気に、そして無事に歓迎遠足を実施できたことに感謝しています。
体育館で歓迎会を行いましたが、1年生もしっかり自己紹介ができました。縦割り班で歩きましたが、6年生が1年生をフォローする温かい様子も見られました。目的地のグランドでお弁当を食べた後、みんな元気に走り回って遊んでいました。本当に気持ちのよい一日でした。
  

4月14日(木) 豊かな心を育むために

これまで本校では、子どもたちの豊かな心を育むために、道徳教育推進教師を中心としながら、校内の道徳教育に力を入れてきています。特に、その要となる道徳科の時間が、子どもたちにとって自己の生き方について考えを深める場となるよう、様々な視点から助言を受け、授業づくりを進めています。
年度初めということもあり、朝の校長講話の時間を利用し、道徳科の授業に向けてのオリエンテーションをリモートで行いました。
子どもたちには、「心は、一生懸命に勉強をしたり運動をしたりするためのエンジンです。心を成長させる道徳科の時間に、教材に出てくる人物の気持ちや出来事の理由などを考えながら、心のエンジンを成長させていきましょう。」と伝えました。
この1年間、子どもたちの心の成長の様子をしっかりと見守っていきたいと思います。
   

4月13日(水) 受け継がれる伝統

朝から落ち葉はきをしようと中庭に行ってみると、きれいな状態でした。この時期は、桜の花の花柱部分が大量に落ちているのですが、それもほとんど見当たりません。不思議に思っていましたが、朝から5年生の子どもたちがボランティア活動できれいにしてくれていたことを知りました。
この「校長室から」でもたびたび話題にしてきましたが、一昨年度、そして昨年度の6年生が毎日きれいにしてくれていました。特に昨年度の6年生は、休日や春休み期間中も学校を訪れ、落ち葉を集めてくれていました。
その思いを受け継ぎ、5年生が取り組んでくれていたことがうれしくてたまりませんでした。高学年の頑張りを中学年、そして低学年がしっかりと見ていて、美しい学校を守り続けてくれています。
  

4月12日(火) 異学年間でかかわり合いながら・・・・

入学式を終え、令和4年度も本格的に動き出しました。いつものように正門で子どもたちの登校を待ちながら、1年生がどんな表情で登校してくるのか見守っていました。登校班長の高学年は、1年生をしっかりサポートしてくれていることが伝わってきました。また、みんなさわやかな声であいさつをしてくれ、私も元気をもらいました。
朝から1年生教室をのぞくと、上学年の子どもたちが学習用具の片付けを手伝ったり、遊び相手になったりしながら、積極的に1年生と関わろうとする姿が見られました。昼休みになると、1年生のリズムに合わせながら、異学年間でかかわり合いながら遊ぶ様子が見られ、心が温かくなりました。
  

4月11日(月) 10人の新1年生を迎えて

本日、令和4年度入学式を行いました。本年度は10人の元気な新1年生を迎え、全校児童52人となりました。新型コロナウイルス感染状況は緩やかに増加傾向にあり、感染防止対策として、昨年同様に規模を縮小し、短時間で実施することとしました。
会場には、新1年生とその保護者の方々、関係教職員のみが入場し、他の学年は各教室からリモートで参加しました。式場に入場する1年生を見ていましたが、少し恥ずかしそうに歩いていましたが、マスク越しの表情は笑顔が見られました。また、名前を呼ばれると大きな声で返事を返してくれました。これから始まる小学校生活を楽しみにしているようでした。
小学校生活で大切にしてほしいこととして、「大きな声であいさつをしましょう」「話を聞くときは、話している人の顔を見て聞きましょう」「自分と同じように、友だちを大切にしましょう」という3つのお願いをしました。
明日からは、大きなランドセルを背負って登校することになります。少しずつ坂瀬川小学校の生活時間に慣れていってほしいと思います。
  

4月8日

4月8日(金) 令和4年度 スタート!
本日、令和4年度第1学期の始業式を行いました。朝から子どもたちを正門で迎えましたが、新しい学校生活の始まりを楽しみにしていることが、一人一人の表情から分かりました。
始業式に当たり、子どもたちの様子を見ていましたが、話を聞く姿勢に成長を感じました。私からは、昨年度の卒業生が残してくれたよき伝統を大切にしてほしいと伝えました。また、「感謝の心をもつ」「目標に向かって努力する」「自分を大切にし、仲間を大切にする」という3点について、具体的な例を挙げながら話をしました。
午後からは、月曜日の入学式準備を全校児童と教職員で行いました。全員が新1年生を気持ちよく迎えようと、黙々と作業に取り組んでくれました。学校全体が大変華やかになりました。
昨日、校内で作業をしていたところ、本校中庭を卒業生が掃除しており、大変驚きました。中庭の池に落ち葉が散っていて、気になったとのことでした。私も長年教師をしていますが、このような子どもたちは初めてです。これまでの小学校生活の中で、母校を愛する心を育んでくれたことに感謝した出来事でした。