校長室から

校長室から

10月12日~10月16日(10月 第3週)

10月15日(木) 鉄棒に負けず頑張れ!

近頃、本校では、ちょっとした鉄棒ブームが訪れています。昼休みも体育主任が外に出て、逆上がりの指導を行っています。そこに子供たちが集まってきて、みんなで挑戦するようになったようです。運動場の鉄棒の近くでは、「もうちょっと・・・。」「おしい。」といった声が聞かれます。
「校長先生、手にまめができました。痛いです。」と手を見せにくる子もいます。「頑張ってる証拠だね。きっと出来るようになるから、あきらめずに頑張るんだよ。」と返しています。
逆上がりの練習から学ぶ心がたくさんあります。「くじけないで努力する心」「できないことから目をそらさない強い心」「何度も挑戦するあきらめない心」「教えてくれる人への感謝の心」「友達の頑張りを応援する心」「やり遂げたときの達成感や充実感」・・・。様々な心を学んでほしいと思います。
しかし、いつの時代も子供たちにとって、鉄棒は難敵のようです。

 

10月14日(水) 環境にやさしい子供たち

「あー、先生ダメですよ。」「一つぐらいいいじゃない。」
給食の時間、ある学級から聞こえてきた声です。「何だろう?」とのぞいてみると、ストローで牛乳を飲む担任が子供たちに注意されています。理由を聞くと、そのクラスではストローを使わずに牛乳を飲み、使わなかったストローを貯めているそうです。「一つぐらい・・・」という言葉から、子供たちに何かを考えさせたかったのだと思います。
近頃、捨てられたプラスチックのストローが海に流され、海洋汚染等の問題になっています。海の生き物がその被害に遭っている様子も、時折映像等で見かけます。人間の便利な生活ばかりを中心に考えるのではなく、自分たちの生活を見直していくことが、何より重要ではないでしょうか。
ストローを使わずに集めるようになった理由は様々かもしれませんが、このことから環境問題に目を向け、持続可能な社会の実現に向けて自ら貢献できる大人へと成長してほしいと願っています。

 

10月13日(火) 子どもたちはよく見ている

給食の時間に各学級を回り、子どもたちの様子を見るのが日課となっています。毎日の給食を楽しみにしている子も多く、どんな表情で食べているのかを見ながら声をかけています。
6年生の教室に行った時、ある子が声をかけてきました。
「今日の校長先生は、何だかいつもと違います。校長先生の服(上着)は、白ってイメージがあります。今日は黒い上着を着ているから、何だか変だなあと思います。」
確かに、現在クールエコスタイル中ですので、白の半袖か長袖のワイシャツで過ごしています。少々寒くなってきたので、上からスーツのジャケットを羽織っていたのですが、その様子に子どもたちが反応して発した言葉だったようです。
子どもは、私たち先生の様子をよく見ているなと感じた瞬間でした。私の服装にまで関心をもってくれていることに、うれしくなりました。

10月12日(月) 空気入れは校長先生に!

校長室の窓の外に一輪車置き場があります。昼休みになると、何人もの子どもたちが競うように一輪車を取りに来て遊んでいます。教員になってから、私も一輪車乗りに挑戦したことがありますが、最後まで上手く乗ることができず、あきらめてしまいました。子どもたちを見ていると、最初は全然乗れなかった子でも、みるみる上達していき、驚くばかりです。
そんな様子を眺めていると、時々校長室にいる私に
声をかけてくる子がいます。「どうしたのかな?」と尋ねると、「校長先生、一輪車に空気を入れてください。」や「座るところをまっすぐにしてください。」とニコニコしながら一輪車を持って来るのです。そんな子どもたちの要求に応えながら、子どもたちの成長を見守る毎日です。