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学力は親の意識次第?

午後、大津町の教職員の研修会でした。

「衝撃的だったのは・・・」

「驚いたのは・・・」

「ショックだとは思いますが・・・」

という枕詞(出だし)から始まる学力の結果分析を、講師の方が報告されました。

南小を含め大津町、熊本県は厳しい状況にあるとのことでした。

学校としては、この現実を真摯(しんし)に受け止めなければなりません。

4月から教務、研究主任を中心に学力向上に向けて取り組んでいますが、さらに身を引き締めて取り組んでいきたいと思います。

 

子を持つ親としてショッキングだったのは、

「子の学力は、親の収入に比例する」

という言葉でした。

確かに、ネット検索すると色々な記事に出くわします

国立教育政策研究所 ↓

https://www.nier.go.jp/05_kenkyu_seika/pdf_seika/h28/uzuki+suetomi_2.pdf

個別指導塾 ↓

https://www.manabiba-s.com/column/univ-0124/

「自分の収入が、子どもの学力に関係するのか・・・・」

と思うと、どんよりした気持ちになりました。

 

救われたのは、

「不利な環境を克服し、子どもに高い学力を身に付けさせた保護者がいる」

という事実と、その保護者には共通の特徴があるということでした。

この特徴を見ると、学校がご家庭に推奨していることと一致します。

 ・早寝早起き朝ごはん

 ・テレビ、ゲーム、スマホ等の時間制限

 ・読書

 ・努力することの大切さ

 ・ボランティア(人の役にたつ行動)

など・・・

 

大人になると、

「勉強しておけばよかった!」

という後悔の言葉を聞くことが多くなりました。

「勉強しなければよかった!」

という言葉を聞いたことがありません。

「勉強は大切だ!」

と、誰もが思っているんだと思います。

しかし、勉強を習得するには、必ず苦痛が伴(ともな)います。

大人になると、これまでの体験から二の足を踏むことが多くなります。

また、なかなか学力が向上しない(新しい知識を習得できない)のも現実です・・・

 

講師の尾崎春樹さんは、

「学力はシグモイド曲線のように付いてくる」

とおっしゃっていました。

「最初はなかなか身に付かないけれども、ある時期を境に一挙に伸びる」

「3ヶ月程度の努力と我慢が必要だ」

とおっしゃっていました。

このことを一度体感し習得すると、学力はグッと伸びてくるそうです。

 

「何のために勉強するのか、意味がわからない?」

という子供の質問には、

「自分の将来の可能性を潰(つぶ)さないため」

と答えるようにしているそうです。

また、エンジェルスで活躍中の大谷翔平選手が、花巻東高等学校1年生の時にたてた目標達成マンダラ・チャートを紹介しながら、 ↓

http://nms-neurosurgery.com/moritablog/405

「今、この瞬間の感情である好き・嫌いで行動すると、将来の可能性は狭(せば)まってくる」

目標をもって、スモールステップで自分を高めていくことの大切さを語られました。

 

「勉強の仕方が分からない」

「勉強が面白くない」

「学校がつまらない」

と言って、勉強の苦痛から逃げる我が子に、どう立ち向かうかがカギとなるようです。

我が家も、日々、スマホに逃げる子供とのせめぎ合いが続いています・・・