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こがねむし?

支援学級をのぞくと、

ちょうど、ひまわりの絵を塗(ぬ)り終わったところでした。

ちょっと時間に余裕があったので、子どもたちが小さな虫を見せてくれました。

 

「かわいいでしょ!」

「〇〇くんが拾ってきたんです!」

指の先でつまんだり手のひらを歩かせたりと、とても愛(いと)おしそうです。

 

「かなぶんの赤ちゃんかな?」

「名前が分からないんです・・・」

子どもたちがお話ししてくれましたが、私も名前が分かりません。

 

「じゃ~、校長先生お得意のグーグルレンズで調べてみるか!」

と言って、虫をパシャ!

検索をかけると、

 

糞虫

 

と出てきます・・・

 

「何ですか?」

「何と読むんですか?」

と、不思議そうに子どもたちが聞いてくるので、

「うんこ!」

と答えると、

「え~~? どういうことですか?」

と、再度質問が返ってきました。

 

ちょっと、おかしさが込み上げてきましたが、

「うんこを転がす虫がいるでしょ!」

と答えた瞬間、

ハチの巣をつついたように・・・・

「え~」「え~~」「え~~~!!!」

と大騒ぎになり、手を洗いに飛んで行ってしまいました。

正体がばれた糞(ふん)ころがしは、残念ながら見向きもされなくなってしまいました。

糞ころがしは、糞を転がし、糞を自分の子のエサとして自然界に返してくれる貴重な虫なんですが・・・

 

「愛おしい虫」が「見向きもされない虫」に変わった一瞬がとてもおかしくて、担任の先生も含め大笑いとなりました!

図工の時間のじゃまになってしまったかな?