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避難訓練(不審者)

朝、子どもたちが登校し終わったころを見計らって、避難訓練(不審者)を行いました。

1年生教室から通報があり、校内暗号放送及び警察への通報(模擬)、

そして職員に駆けつけていただきました。

 

その間、4・5・6年生は、家庭科室へ移動

1・2・3年生は、理科室へ移動

自分の身を守る行動の練習をしてもらいました。

 

移動は、とても静かに迅速にできたようですが、

犯人が確保されるまでの数分間、緊張の糸がゆるんだ人がいたようです・・・

 

先日、池田小学校事件(包丁を隠し持った犯人が、1、2年生の4教室に侵入し、次々と児童・教員を突き刺し、児童8人を死亡させ、児童13人と教員2人に重軽傷を負わせた事件)があった当時、教員として勤務されていた先生のお話を聞く機会がありました。

「避難訓練に、もっと真剣に取り組んでいれば良かった」

「子どもたちに、もっとこんな指導をしていれば良かった」

「犯人に声かけをしてさえいれば・・・」

など、

「あのとき、ああすれば良かった・・・こうすれば良かった・・・」

と、生き残った教職員、子どもたち、そして保護者も後悔だけが残っていると、おっしゃっていました。

 

避難訓練は、ほとんどが空振りです。

実際に行動することは、全くといっていいほどありません。

しかし、万が一、事件や災害が起こった場合は、必ず己の身を助けます。

助かった人のお話は、ほとんどニュースに出ません。

正しい判断・行動をしているはずです。

 

ぜひ、登下校中や放課後、不審者や災害に遭ったときどうしたらいいのか、今日の避難訓練を話題に、子どもさんと一緒に談義されてください。

よろしくお願いします。