学人研 第2回基礎講座に参加しました
午前中、「学人研 第2回基礎講座」に参加しました。
「差別」を自分事として実感された時のお話、大津町の部落差別の歴史、児童生徒集会の起こり、そして今、差別について今考えていることなど、支部長の講話を伺いました。
講話をお伺いする中で、その都度、心が揺さぶられました。
「愛情だったはずの感情が、憎悪に変わっていく・・・」
「部落からは逃げられたけど、逃げ切れたかい・・・」
「足を止めて振り向くことも大事。無理はせんでいい」
「この村の、この町の実情、歴史を知ってもらいたい」
「大津町に異動して来たら、出会い直しをして、子供たちのためにできることは何でもやってほしい」
「啓発は、相手を信頼しなければ成り立たない」
「自らが自分の差別意識をどう捉えているかが大事」
「差別落書きをした人にも、差別落書きをせざるを得なかった理由があるはず・・・」
どの言葉にも含蓄があり、その当時の状況が目に浮かび心が揺れました。
一番印象に残っているのは、
「恐れず、差別落書き事件をはじめ差別の現実に目を向けないと、差別は解消されない。子供たちにも『差別落書き』を見せた。何かあっても先生方の責任ではない。いろいろな事があるかもしれないが私が対応する」
という支部長の決意と、
「子供たちのために」
「この村のために」
「大津町のために」
と繰り返し話される言葉を聴くうちに、自分の目に涙がにじんでいることに気付きました。
「差別を解消する側に立つ」
よく使われる聞き心地の良い言葉ですが、この講座を伺い、自分の立ち位置を改めて考えさせていただきました。
自分の中に巣くっている常識、当たり前、都合の良い概念と対峙し、差別を解消する側に立てるように自己研鑽に励み、差別解消に向けて取り組みたいと思います。
熊本県教育情報システム
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