運動会終わる
運動会に花を添えるように、
今日も泰山木の花がたくさん咲きました。
静かな運動場に、今日も先客がいました。
ラインを引いたり駐車場の準備をしたり・・・
体から熱意がほとばしっています。
しばらくすると、PTAの役員さんが、車の誘導のために校門に立たれました。
子供たち、教職員、PTAの協力で、運動会の準備が出来上がり、
子供たちが、青空の下、椅子の準備を始めました。
いよいよ運動会が始まります。
役割をきちんと果たそうとする子供たち、教職員、そしてPTAの献身的な行動から、
孫子の「勝敗は、戦う前に決まっている」という言葉を思い出し、運動会の成功を確信しました。
4年ぶりの制限のない運動会に、衆議院議員、町議会議員、教育長、区長、民生・児童員等の来賓をお迎えし、保護者、おじいちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃんなど、運動場の周りには人だかりができました。
1年生による開会の言葉で運動会が始まります。
我が団優勝のため、一糸乱れぬ応援を続ける応援団
低学年も巻き込んだ応援はとても楽しく頼もしく感じました。
絶対応援団になりたい!というファンをたくさんつくりました。
1・2年生のダンシング玉入れ
児童席も応援?大いに盛り上がり!
ミッキー?も登場
ダンスの渦が広がりました。
3・4年生の南っ子ソーラン
見事な演技、見事な隊形移動!
三味線と軽快なリズムにのった勇壮な舞に思わず見とれてしまいました。
5・6年生のEBP69
熱い日差しの中、どろんこになりながら笑顔の演技
プロは、難しい演技を笑いながらやり抜くの言葉どおり見事な表現運動でした。
観衆を釘付けにしました。
赤団優勝
3年ぶりに優勝旗を奪還!
終了後、保護者にも率先して後片付けを手伝っていただきました。
教職員も、できる仕事を率先して片付けました。
後片付け?赤鬼も青鬼も黒鬼も入り乱れているようです・・・
子供たち、来賓の皆様、PTA役員や保護者の皆様、そして先生方、大変お世話になりました。
体育主任を中心に、教職員、PTA、保護者の協力を得て、子供たちが、子供たちの手で、創りあげる南小の運動会ができたんじゃないかと思います。子供たちの活躍を見ながら、目が潤んでしまいました。感謝、感謝です。
つわものどもが夢の跡、運動場はいつもの静けさにもどりました。
今日一番心に響いた言葉が、町長の「私は、いつも徒走は一番だった!しかし、アンカーで最後の最後に抜かれたことだけが、まだ鮮明に記憶に残っています・・・」という言葉でした。
子供たちには、今日、それぞれにそれぞれのドラマがあったことと思います。玉入れを楽しんだ人、玉入れが楽しめなかった人、ダンスや表現運動に精一杯頑張れた人、つまずいたり技が完成しなかった人、追い越した人、追い越された人、転んだ人、途中体調を崩した人、途中で帰らざるを得なかった人、負ける負けると泣いていた子、大丈夫だよ絶対勝つよ!と励まし続けた人、友だちの手を引いて走った人、今日参加できなかった人など。そして、そのドラマを家に持ち帰り、お家の方と共有していることと思います。
私が、親父として失敗してしまったことがあります。それは運動会の子供の行動を評価してしまったことです。「お~良かった!」「残念だったね・・・」「次はがんばろう!」つい口から出てしまう言葉ですが、残念な結果・・・「お父さんは、私を理解してくれない・・・」となってしまいました・・・。今思えば、「どうだった?今日の運動会!」と率直に子供に聞けば良かったなぁと反省しています。親が、先生が、おじいちゃん・おばあちゃんがどう思うかでは無く、子供が何を感じ、どう思って、どう行動したかを表現させ、親は聞いあげるだけでよかったんだと思います。運動会は、大人のためではなく、子供が成長するためにあるのですから。反省しています・・・
その子なりにがんばって、運動会に取り組んできた努力やがんばりを、ぜひ認めてあげてください。わずか2週間でしたが、子供たちは確実に成長しています。進んで行動できるように、しっかり聞いて、温かい言葉かけをしていただければ幸いです。
本日は、熱い日差しの中、ご参観いただき大変ありがとうございました。
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