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1年生研修授業

2時間目、町の教育指導員さんに来校していただき、研修授業を行いました。

今日は算数、

 のりものの けんが 14まい あります。

 9にんの こどもに 1まいずつ わたすと

 なんまい のこりますか。

という問題です。

子どもたちは、先生のお話をしっかり聞いています。

重要な数字を確認していきます!

なかなか、いい感じで授業は進んでいきます。

 

「式はどうなりますか?」

と先生が尋ねると、

「かんたん、かんたん!」

「もう分かった」

と、つぶやく子どもたち。

 「14ー9= 」

「他には?」

と、再度尋ねる先生。

 「14ー1= 」

別の子どもが答えます。

 

2つの式が出揃(でそろ)いました。

 

実際に、のりものけん14枚を使って、

2人で確認しながら考えていきます。

 

さらに、全体で違いを共有していきます。

 

9にんの子どもにけんを配ることで、

既知であった

「同じ数量(単位)にして引くため」

に、

「ひとに配ったけんを数えること」

で計算すればいいことが分かりました。

 

大人になると、

「14-9= 」

は当たり前ですが、子どもの世界だと、

「14まい から 9にん は引けません」

となります。

私たち大人は、今日、子どもたちが学んだ

「9にんに配ったけんが9まい」

と考える作業を忘れてしまっているのです。

 

足したり引いたりするときは、同じ数量(単位)で無ければ計算はできません。

低学年になればなるほど、基礎・基本に立ち返っていきます。

研修授業を見させていただきながら、数学の奥深さに感心してしまいました。

だから、私たち教職員には研修が義務づけられているんだと思います。

しばらくすると、中研ウィークが始まります。