子供も、大人も、私も学ぶ
体調不良と出張、歯医者さんでの歯科検診が重なり、今日も教頭先生、教務の先生、TTの先生は大忙しでした・・・
出張がなければ、こんな状況にはならないのですが・・・
教育公務員は、その職責上、教育公務員特例法で、
「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない」
と定められているため、研修のための出張が付きものなのです。
先生方も学ばなければなりません。
変なお願いですが、
「自習に来られた先生のお話をしっかり聞いて、課題にきちんと取り組むことの大切さ」
を子供さんに諭していただけると、担任がいない間の学力保障につながると思います。
ご協力、よろしくお願いします。
私も、会議、歯医者さんでの歯科検診、会議、会議でした・・・
夕方19:00から、大津町人権啓発センターの「先生のための学習会」に参加してみました。
【大津町ホームページ>人権福祉啓発センターより掲載】
中に入ると、隣保館の職員や小・中学校の先生、校長先生、高校生や高校の先生、七色解放子ども会の卒業生がいらしゃって、会が始まりました。
自分のペースで話したい人が、それぞれに
「差別」や「自分の中の差別心」「後悔」「授業で子供が変容した話」
など、思い思いの話をしていきます。
滞ることなく、話が続いていきました。
時計を見ると、すでに21時30分を回っています。
あっという間の2時間30分でした。
一番心にヒットした言葉が、
「差別は、当たり前だと思っている人の考え方に宿っている」
「高校の先生は、まだそのことに気づいていないし、気づかないかもしれない」
という子供さんにかけた主催者の言葉でした。
「差別は、『当たり前』『常識』という考えに潜んでいる」
とおしゃっていました。
つまり、〈いまーここ〉で起こっていることに、「当たり前」「常識」を適用する行為で差別が生じているというのです。
「当たり前」「常識」は、小さい頃からの「刷り込み」でつくられています。
主催者がおっしゃっていた
「無意識の『刷り込み』こそが、差別の根源であるが、人はなかなか気づかない」
という考え方に、とても共感を覚えました。
教員になって差別って何なんだ?と悩み、48歳の時に出会った本
「排除と差別のエスノメソドロジー」山田富秋・好井裕明
の著書で、納得!と思わされた「文化的装置」と同じ理論でした。
この若さで、そのことを自覚されていることに驚かされました。
もう一つ心を動かされたのが、「語り」と「傾聴」でした。
「語り」たい人が「語り」、その「語り」にじっと耳を傾ける。
その単純な繰り返しに、人の「つながり」や「温かさ」みたいなものを感じ、心が開放される感覚を得ました。
いい学びができました。
6月28日(水)に、南小でも人権学習があります。
楽しみになってきました。
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