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目で聴く!

1年生教室をのぞくと、

「ふえるといくつ」のたし算の学習が行われていました。

 

具体物のかえるを題材に、数図ブロックの半具体物を使って、かえるの数2ひき、3びきを感じ取らせ、抽象的な数字2、3の量感を認識させていきます。

まどろっこしい作業ですが、この作業が数の認識につながります。

先生にとっては大変な準備ですが、この手間が子どもたちの算数・数学の理解を深めることにつながっていきます。

ありがとうございます!

ほとんどの子どもたちは、先生の指し示す、かえるや数図ブロックに視線を向け聴いていますが・・・

 

「目で聴け!」

よく運動部活動で使われてきた言葉です。

「見てまねをすることから、運動や学びがスタートします」

ぜひ1年生で身につけてほしい、一生ものの学習ツールです。

 

3年生をのぞくと、

「数直線の目もりを読む」学習が展開されていました。

 

ある子どもの発言を、他の子どもたちが注目し、し~んとなって聴いています。

少し小さい声でしたが、みんなの耳に届いたように感じました。

「聴く側を育てること」が「発表できる児童を育てる」ことにつながる

昔から言い古されていますが、聴くことの大切さを言い表しているように思います。

しかし、3年生でも、全員が目で聴くことは難しいようです。

 

目を向けてくれる人、耳を傾けてくれる人を、私たち人間は、自分を大切にしてくれる人、信頼できる人として感じるような気がします。

信頼関係を築く上でも重要な行為です。

見られると安心感や愛情を感じることさえあります。

ぜひ身につけたいスキルです!

ぜひ大切にしてほしいと思います。