ブログ

楽しい学校にするために

「みんなちがってみんないい」

金子みすゞの有名な詩の一節です。私も大好きです。

わたしと小鳥とすずと

     金子 みすゞ

  わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

 この詩は、それぞれがちがうけれども、それぞれが素晴らしく、そこに優劣はないということを伝えてくれます。だから、できていないからばかにされたり、違うからからかわれたりしてはおかしいですね。

 でも、子どもたちは成長過程の中で、相手が嫌だと思うことを言ったりしてしまったりします。したり言ったりすることがだめなのではなくて、そのときに、どうしてだめだったのか、友だちや大人とちゃんと向き合って話すことが大事なのです。この時にどの子(人)にも必要なのは、相手の気持ちを考える力とそれを伝える力です。

 悲しいことに、「相手が笑ってたから」「あいつが先にいやなことをしてきたから」「自分が楽しいから別に周りがどんな気持ちでもいい」と言ってしまう子たちはいます。本当に、この子たちは幸せなのだろうか、と心から心配しています。本当にやさしい世の中は、「自分の幸せが他の人の不幸によって成り立っていないか」いつも見つめながら、自分も相手も大事にしようとする世の中なのではないかと考えています。

 大津南小学校の子どもたちが心身ともに健やかに育つために、日々、先生が学級を居心地のよいものにするための努力をしつつ、子どもたちも先生方と一緒に考え、自分たちの学級をよくしようとする努力をしていきます。

 ご家庭でも、地域でも、本当の優しさとは何か、みんなが居場所のある、居心地のよい世の中になるにはどうしたらいいか、話してみませんか。子どもたちは大人の言葉からたくさんのことを学べると思います。