校内研修
2年生 道徳 〜素直な心ではればれとした気持ちに〜
11月12日(水)に、2年生で道徳の研究授業「すなおな心で」が行われました。今回は、「お月さまとコロ」という教材を通して、素直な気持ちの大切さを深く考えました。子供たちは、少人数ながらも自分の心と向き合い、しっかりと考えを深めていました。授業はベテランの先生の指導のもと行われ、他の職員もみんなで参観し、共に学び合う良い学びの機会となりました。
授業では、コロが友達のギロに謝ろうかどうしようかと迷う、葛藤する場面を深く掘り下げました。子どもたちは、コロの心の中にある相反する二つの気持ちに注目し、気づきを出し合いました。授業の終わりには、自分の生活を振り返り、「正直に自分の気持ちを話したら、すっきりしたよ」といった意見も出され、素直さがすがすがしい気持ちにつながることを確かめることができたようです。
授業後の事後研究会では、素直さは自分を成長させるためにも重要であり、素直に行動することと、謙虚に自らを振り返って行動することが、自分の成長に繋がることを継続的に伝えていくことを確認し合いました。これからも、東小の子どもたちが自分の心に正直に、のびのびと明るい学校生活を送ってくれることを願っています。
タブレットで家庭学習を充実!
本校では、子どもたちの「もっと知りたい!」「もっとやってみたい!」という気持ちを応援するため、タブレット端末などのICT機器を楽しく活用した取組を進めています。
授業と家庭学習をつなぐ学びとして、子どもたちはドリル教材や学習アプリを使い、個別の習熟度に合わせたペースで宿題や復習に取り組んでいます。自分の理解に合わせて学習を進めることで、楽しく基礎学力をしっかり固めています。
探求心を育む工夫として、授業の中では、タブレット端末は鉛筆やノートと同じように「文房具」として活躍しています。素早く情報を集めたり、それを整理したりするスキルを身につけ、学びをぐっと深めています。1年生では、夏休み中のアサガオの観察でICT端末が大活躍しました。子どもたちは情報共有アプリを使い、成長の様子をパチリと写真に撮り、記録を残しました。毎日少しずつ変化していく様子を記録することで、観察活動がより一層、面白くて深い学びの時間になりました。
これからも、デジタルの力を上手に使いながら、子どもたち一人ひとりの「学ぶ楽しさ」を大切に育んでいきます。
先生も学びを深める!複式学級での算数授業研修
9月10日(水)、先生たちが授業づくりについて学び会う校内研修会を行いました。今回は、5・6年生複式学級での算数の授業です。授業では「公倍数」と「代表値」についての学習です。担任の先生と支援の先生が協力し、子どもたち一人ひとりの「わかった!」という気持ちを大切にサポートしていました。
今回の授業は、本校で共通実践している「かぜのこ学習」で進められました。子どもたちはみんなで学習の見通しを持ち、まず自分の考えをしっかりともちました。その後、班で話し合って考えを深め、全体での活発な話合いへとつなげていきました。子どもたちも、「学習リーダー」を中心に、活き活きと課題に取り組んでいました。放課後に行われた授業研究会では、今回の授業について、先生たちが活発に話し合いました。定規の正しい使い方といったアナログな基礎・基本を大切にしながら、クラウドでの情報共有といったデジタルを活用した新しい学びも取り入れるなど、それぞれの良いところをどうやって授業に活かすか、今後の授業をどう改善していくか、たくさんの意見が出されました。今回の研修会は、子どもたちの学びをもっともっと深めるための、温かいヒントがたくさん詰まった時間となりました。これからも先生たちみんなで力を合わせ、授業をより良いものにしていきます。
東小っ子 家庭学習キャンペーン!
子どもたちの学びへの意欲を大きく育むために、「東小っ子家庭学習キャンペーン」にご家庭と協力して取り組みました。このキャンペーンは、「自ら計画を立て、自ら学ぶ子ども」の育成を目指すものです。宿題を通して確かな学力を付けること、そして課題を最後までやり遂げる責任感を身に付けることがポイントです。
活動の中心となったのは、子どもたち自身が「東小っ子『わが家のやくそく』」を決めることです。お子さんと学習時間とルールを話し合い、「学びを支える家庭での支援」を参考に、具体的な目標を立てて挑戦しました。「学びを支える家庭での支援」として示した4つのポイントは、以下のとおりです。
①勉強グセを習慣づけ!:「決まった時間」に必ず取り組むこと。
②やる気にさせる環境づくり!:静かな場所で姿勢よく学習し、机の上には学習用具だけを置くこと。
③ていねいに!分かりやすく!:字をていねいに書き、他の人が見やすいように書くこと。
④がんばっていることをほめる!:子どもさんの頑張りや良くなったことをたくさんほめること。
取組の後には、「子どもが自ら宿題に取り組んでいた」「約束を守ろうと一生懸命になっていた」といった、子どもたちの前向きな姿勢をはげます声がお家の方から寄せられました。
このキャンペーンを機に、子どもたちがご家庭で主体的に学ぶ姿勢を習慣として身につけられるよう、学校とご家庭が連携を密にして、今後の成長もしっかりとサポートしていきたいと願っています。
先生たちも学んでいます!
毎週水曜日は、子どもたちは5時間授業で下校します。そのあとは先生たちの時間として、職員会議や校内研修を通して、より良い学校づくりに向けて取り組んでいます。6月18日(水)には、県立教育センターから近藤指導主事をお招きし、校内研修を行いました。今回のテーマは「主体的な学びを実現するためには」。これからの授業づくりにどのように取り組んでいくか、ヒントをたくさんいただきました。
研修では、先生たち一人ひとりがもつ得意なことや経験を出し合い、それらを重ね合わせて、学校全体で共有していくことの大切さが語られました(AIでの実演あり!)。また、先生自身が楽しんで授業に向き合うことが、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちにつながるというお話に、みんなうなずきながら聞いていました。
後半には、理科「振り子」の授業の実演もありました。「どうしたら特定の振り子だけが動かせるだろうか?」という問いかけに、「長さ?」「振る速さ?」「重さかも!」といったたくさんの意見が先生たちからも飛び出しました。先生たちも子どもになったような気持ちで、教師自身が楽しみながら授業づくりに取り組むことの大切さを実感した瞬間でした。
本校では、複式学級という特色を生かして、子どもたちが見通しを持って学習を進めたり、学習リーダーの役割を交代で担ったりすることが日常にあります。こうした体験は、他の学校ではなかなかできない貴重な学びとなっており、授業の内容をもっとレベルアップしていくことで子どもたちの成長を大きく後押しすることができると考えています。これからも東小では、子どもたちの「学びたい!」という気持ちを育てる授業づくりに向けて、教師自身が互いに学び合いながら工夫を続けていきます。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 杉聖也
運用担当者 教員業務支援員 青木愛美