ブログ

当たり前のことを「当たり前」に出来ること。

 本校では職員が交代しながら職員トイレの掃除を行っています。私もこの2週間、当番が回ってきました。幸いにも本校はもともときれいなトイレですが、心を込めて便器の内側までていねいに拭き上げます。すべて終えた後の爽快感はなんとも言えないモノがありますね。

「来たときよりも美しく・・・」私たちが先輩の先生方から学んだ大切なことです。この状態を今後も継続していかなければなりません。

 さて、1年生では国語の授業で、漢字の練習があっていました。漢字の「成り立ち」を学んだ後、何回も練習しますが、間違ったときにはていねいに消しゴムで消してから、再度チャレンジします。その時に出る消しゴムのカスはどうすれば良いでしょう? そうです、授業の最後に一人一人まとめてゴミ箱へ捨てます。当たり前のことですが、子どもたちは大事なことを、日頃の学校生活の中で学んでいきます。

2年生では、音楽室で鍵盤ハーモニカの練習があっていました。感染防止対策のひとつとして、まずは「指の運び」だけ何回も練習してから、最後に全員で実際に吹いて音を出して合奏していました。

ここでも、鍵盤ハーモニカの吹き口をきれいに洗ってからケースにしまうなど、後始末の仕方を学ぶことで、「モノを大切に扱う」という当たり前だけど大切なことを身につけていきます。

このような場面は、たぶん日常のご家庭の中でも良くある場面かもしれません。

「しつけ」が最近良く取り上げられますが、それは「親が願っていることができるようになる」事でしょうか? 「しつけ」は漢字で書くと「躾」。なんと「美しい身体」と書きます。日本語ってすばらしい!!

以前、学校便りで「江戸仕草」について取り上げました。「まわりで見ていて気持ちいい行い」、まさに親が自分の後ろ姿として、大事にしてきたモノ、本当に身につけてほしいモノを子どもたちに示していくことで、自然と理解してくれるのではないでしょうか?

 明日は、宇城市教育委員会から学校訪問に15名の方々が来られます。授業の様子や学校の状況を紹介して、本校の取組を理解していただきます。また、ご意見をいただき今後の学校生活に反映させなければならないこともあるかもしれません。

みんなで元気に楽しく学ぶ姿を、見ていただきたいと思います。頑張ろう!