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充実の秋、実りの秋 パート3

 秋と言えば「読書の秋」ともいいます。本校の図書館の入り口には、各学年の発達段階に応じた指定図書が見やすく紹介されています。一人100冊を目標にしている学年もあり、小さい頃にたくさんの本と出会って、「感性」を高めてほしいと思います。

昨日は、校内での授業研究会を3年生の人権学習で行いました。「わたしはだまっていない」という題材で、登場人物がそれぞれに体験した嫌なことをされたり、言われたりしたことに対して、勇気を出して訴えるという内容です。

登場人物の気持ちになって、どうすれば楽しく過ごすことができるのかをみんなで考える授業でしたが、積極的に発表してくれました。

途中で廣瀨先生から、「いじめや差別をなくすために、どんな心や行動が大切だと思いますか?」との質問が投げかけられました。そのことについて、自分の考え想いを近くの人たちと相談し合います。

今度はグループを代表して発表していきます。自分の考えだけでなく、他の人の意見も交えて、わかりやすく発表してくれました。

廣瀨先生から、「いじめを見たら注意する」や「自分と関係ないと思わない」など、みんなの意見を確認されました。最後にまとめとして、「次の時間では、この学級の問題として解決していきます。」とのことばに、みんながうなずいてくれました。

こうした授業だけでなく、さまざまな場面を通して、学校では「いじめや差別」をなくす取組を行っています。熊本県は過去に「水俣病」や「ハンセン病」の問題から、差別の愚かさを学んだはずです。また、熊本地震の厳しい状況からも少しずつ復興していきました。このコロナ禍の中、同じ過ちを繰り返さないよう、大人の私たちが子どもたちへ態度で示していく必要があります。

 廣瀨先生、3年生のみなさん、前を向いて頑張ろうと思える授業をありがとうございました。