心の絆を深める取組の大切さ。
毎年6月は、「心のきずなを深める月間」として、県内すべての学校で取組がなされています。本校でも総務委員会を中心に今年度の「5か条」が下記のように選定されました。
①だれにでも笑顔で進んであいさつをしよう。
②困っている友達には、進んで声をかけよう。
③一人ぼっちをなくし、みんなで仲良く遊ぼう。
④人にしてもらってうれしいことを考え、やさしい言葉をつかおう。
そして、今年度は・・・⑤助け合い、みんなの笑顔を増やそう。となりました。
このことは、朝自習の時間を使って全クラスに提言されます。朝から最後のリハーサルをするメンバーです。
この後、1年生の教室で、しっかりとわかりやすく提言することが出来ました。
また、今週から6月29日(月)まで、教育相談の時間を設けています。事前に「心のアンケート」に答えてもらっているので、その内容を中心に「今、困っていることや悩んでいること、心配なこと」など、一人一人と担任がていねいに相談をします。
その間、他の子どもたちは、各自で自習を行います。ちゃんと取り組めていますね。
昨日いただいた「トルコ桔梗」は、各クラスで飾らせていただきます。さっそく子どもたちの手で花瓶に生けてくれているクラスもあります。なんとまぁ、手際よく花のバランスを考えて、さらに茎を斜めにカットして上手に生けてくれています。花が好きなんですね、きっと・・・ありがとう。
さて、いつか話題にしたいと思っていたことですが、新型コロナウィルスの影響で休校していた最中に、ひとりの大切な命が絶たれました。SNSで誹謗中傷を受け、心の傷が癒えないままだったようです。一般的にSNSはとても便利なツールとなっており、この世に不可欠なものとなっています。休校中もリモート授業に取り組んだ学校もあると聞きます。
しかし、便利なものは使い方を間違うと大変なことになります。車だって今や一家に2.3台なんて家庭も珍しくなく、遠くへ出かけるのもサッと移動できますが、ルールを守らないと命を奪う道具となってしまいます。
SNSだって同じ事が言えます。日頃言えないことが、SNSだと言えた・・・なんてこともあるでしょう。でも、考えてみてください。
たとえば私が休みの日、大型商業施設に買い物に出かけたとします。マスクをして表情も分からないような知らない人から、すれ違う度に「ウザっ」とか「消えろ」とか、何回も何十回も何百回も、何千人という人から言われ続けたらどうでしょう?
この小野部田小から「いじめをなくす」子どもたちの取組に合わせて、ぜひご家庭でもケイタイやSNSの使い方について、もう一度真剣に話をしていただきたいと思います。
そして、人の心を癒やしてくれる存在である『花』を、これからも大切に一人一人の心に咲かせていければと思います。
追伸、トルコ桔梗の花言葉には『希望』とありました。