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暑い中、訓練参加、お世話になりました。

本日は午後から「緊急時児童引き渡し訓練」を行いました。

 今から9年前の平成23年3月11日のことでした。確か、我が家の息子の中学校の卒業式の日だったかと思います。テレビに次々と映し出される、今まで見たこともない光景に言葉を失い、ただじっと画面を見つめることしか出来なかったことを思い出します。その時、まさに石巻市の大川小学校では、全校児童108名中、56名の尊い命が奪われていたのです。

 この東日本大震災を教訓として、学校から確実に保護者に児童を受け渡す方法と、その実地訓練を行うよう、全国的に広まっていきました。

 本校でも土石流警戒区域や河川の氾濫など、日頃から想定しておく必要があります。

子どもたちは地震を想定して、教室から体育館へと避難しました。ランドセル等を持っての避難でしたので、通常の避難訓練ほどの緊張感はありませんでしたが、静かに集まることが出来ました。

3時を過ぎると、少しずつ保護者の方が集まってこられました。

駐車場では、心配していた渋滞等もなく、スムーズに移動できていました。ご協力ありがとうございます。

カードを忘れたご家庭もあったようです。実際の災害時は、引き渡す方の確認が必要となります。また、ご家庭をよく知っている担任が受け渡しの窓口になるとも限りません。非常時でも確実に引き渡せるよう、各ご家庭でカードの確認をお願いします。

本当に暑い中、ご協力いただき大変ありがとうございました。

 いつ何時起こるか分からないのが災害です。熊本地震を経験した私たちだからこそ、子どもたちの命を最優先して、少しでも被害をなくすよう考えていかなければならないと思います。

また明日からしばらくは梅雨が続きますが、子どもたちはプール開きを楽しみにしているようです。その様子も随時アップしていきたいと思います。