水上学園ブログ

2026年1月の記事一覧

寒波の先に待つ春を信じて

1月も最終登校日となりました。ここ最近、10日連続で最低気温が氷点下を記録するという、まさに厳しい寒波に包まれた1週間でした。吐く息の白さが冬の深さを物語っています。

学校内でも、この寒さと乾燥の影響か、インフルエンザや発熱でお休みする児童生徒が急増しています。学級によっては、登校している子がわずか3人という教室もあり、空席の目立つ光景に寂しさを感じざるを得ません。

中庭に見つけた「希望」の赤
そんな静かな校舎を歩いていると、中庭で小さな変化を見つけました。
厳しい寒風にさらされながらも、梅のつぼみがぷっくりと膨らみ、赤くほころび始めています。

「冬来たりなば春遠からじ」

どんなに冷え込みが厳しくても、自然界は着実に次の季節への準備を進めています。この寒さをじっと耐え忍んだ先にこそ、美しい花が咲く。その姿は、今、試練の中にいる子どもたちの姿とも重なって見えます。

9年生、いよいよ勝負の時
週明けからは、いよいよ2月が始まります。
最上級生である9年生(中学3年生)は、すでに私立高校などの入試がスタートしていますが、2月2日にはいよいよ公立高校の前期選抜が控えています。

学年閉鎖や欠席者が多い中、受験生本人もご家族も、例年以上に健康管理に気を揉む日々を過ごされていることとお察しいたします。今は何よりも、「体調を万全に整えること」が最大の準備です。

  • 栄養のある食事
  • 質の高い睡眠
  • こまめな手洗い・換気

これまでの努力を信じ、心も体も温かくして、落ち着いて当日を迎えてほしいと願っています。

しばらくは厳しい冷え込みが続く予報です。
この週末、保護者の皆様も地域の方々も、どうか温かくしてお過ごしください。月曜日、また子どもたちの活気が学校に戻ってくるのを待っています。

 

水上村の恵みに感謝!給食週間で学ぶ「食」の大切さ

今週、水上学園では「給食週間」として、食への感謝を深めるさまざまな取り組みを行っています。学校給食の歴史や意義を理解し、命の源である食べ物、そしてそれらを支える方々に思いをはせる大切な一週間です 。

毎日いただく美味しい給食ですが、今週はさらにひと工夫。給食の時間に合わせて、食に関する動画配信を行っています 。これまでに「給食センターの1日」や「精米工場の様子」などを視聴し、私たちが口にする食事がどのように作られているのかを学んできました 。

本日29日は、「水上村の恵みに感謝しよう」というテーマで、地産地消にスポットを当てた動画を楽しみました 。教室のモニターには「人吉球磨地域の特産品クイズ」が映し出され、子どもたちは興味津々。
「熊本県内で生産量1位のものは?」という問いに、お茶、こめ、くりといった地元の自慢の産品が正解として並ぶと、教室からは驚きや納得の声が上がりました。

いつも何気なく食べている給食ですが、一皿の料理が完成するまでには、食材を育てる生産者の方々、衛生管理を徹底し朝早くから調理してくださる調理員さん、そして運搬に関わる方々など、本当に多くの人の手が関わっています 。

水上村の豊かな自然が育んだ食材、例えば今回の特別献立でも活用されたいちごやきくらげ、ジビエぎょうざなどを通して、郷土の良さを再発見する機会にもなりました 。

「いただきます」「ごちそうさま」という言葉に心を込め、好き嫌いせず残さず食べようと努力すること。それが、作ってくれた方々や、命を捧げてくれた食材への一番の恩返しになります 。

ご家庭でもぜひ、今日の給食や地元の特産品について話題にしてみてください。食を通じて、心も体も健やかに育ってほしいと願っています。

冬の寒さを吹き飛ばせ!体育館に響くシャトル音と子供たちの活気

今朝も氷点下まで気温が下がり、身を切るような寒さが続いています。水上村の冬らしい、凛とした空気の中での一日の始まりとなりました。

学校では、インフルエンザ等の流行で欠席していた児童生徒たちが、少しずつ元気な顔を見せてくれるようになりました。教室に賑やかさが戻りつつあるのは嬉しい限りですが、一方で、本日も数名が発熱のため早退するという状況です。
「治ったから安心」ではなく、手洗い、うがい、換気といった基本的な予防対策を、引き続き学校とご家庭で連携して進めていければと思います。

寒さを忘れる熱戦!5・6年生のバドミントン
そんなキンキンに冷え切った体育館を覗いてみると、そこには寒さを微塵も感じさせない熱気がありました。5・6年生によるバドミントンの授業です。

まずはウォーミングアップでしっかりと体をほぐし、体温を上げてからラケットを握ります。今日の課題は「シャトルをコントロールすること」。特に、相手のネット付近にそっとシャトルを落とすドロップショットのような動きに、子供たちは一生懸命チャレンジしていました。

「どう振ればあそこに落ちるかな?」
「力加減が難しい!」

そんな声を掛け合いながら、何度もシャトルを追いかける姿は、まさに「元気な水上っ子」そのものです。冷たい空気の中でも、シャトルがラケットに当たる「パンッ!」という乾いた良い音が、体育館の高い天井まで響き渡っていました。

「健康」は、楽しく学ぶための絶対条件
「明るく・楽しく・元気な水上学園」をつくるためには、何よりも児童生徒の健康が絶対条件です。

運動を通じて体力を高めることはもちろんですが、今の時期は、自分の体調の変化に気づいたり、進んで予防に努めたりといった「健康管理の力」を伸ばすことも重要な教育活動の一つだと考えています。

厳しい冬はまだ続きますが、寒さに負けない強い体と心、そしてお互いを思いやる健康意識を育んでいけるよう、これからも見守っていきます。ご家庭でも、温かい食事と十分な睡眠を心がけ、健やかな毎日をサポートしていただければ幸いです。

心を育む冬の贈り物:読み聞かせの豊かな時間

 

冬らしい凛とした冷え込みが続く今日この頃、水上学園の教室には温かく優しい空気が流れていました。本日も、村内外からお越しいただいたボランティアの皆様による「読み聞かせ」が行われました。

1・2年生向けには、この季節にぴったりの『かさじぞう』が披露されました。
雪の中に立つお地蔵様に、自分たちの売り物である傘を被せてあげるおじいさんの優しさ。そして、その真心に応えるお地蔵様たち。長く語り継がれてきた日本古来の物語ですが、ボランティアの方による「まんが日本昔ばなし」を彷彿とさせる味わい深い語り口に、子供たちは一気に物語の世界へと引き込まれていきました。

食い入るように紙芝居を見つめる子供たちの瞳は、雪の中に立つお地蔵様の寒さを案じ、そして最後に訪れる奇跡を自分のことのように喜んでいるようでした。

 

交流から生まれる「心の教育」
読み聞かせの魅力は、単に本を読んでもらうことだけではありません。物語が終わった後の、ほんの数分間の「交流」こそが、子供たちにとってかけがえのない時間となっています。

「おじいさん、優しかったね」

「雪の日は寒かっただろうね」

「次はどんなお話が聞きたい?」

ボランティアの方々と交わす何気ない言葉の一つひとつが、子供たちの情操を育み、地域の方との絆を深めています。デジタル化が進む現代だからこそ、こうした「人の声」で伝えられる物語や、対面での温かなやり取りは、子供たちの心に深く根を張る心の栄養となるはずです。

 

ボランティアの皆様に感謝
寒い中、子供たちのために足を運んでくださるボランティアの皆様、いつも本当にありがとうございます。皆様からいただいた温かな心の火を、大切に守っていきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

寒さのなかにも学びの熱気

1月も最終週を迎えました。新年の賑わいが落ち着く間もなく、3学期が飛ぶような速さで過ぎ去っていくのを感じます。

 

先週末から全国を襲った強烈な寒波。本校でも水道管の凍結という不測の事態を防ぐため、校内の元栓を閉めるなどの対策を講じてきました。しかし、玄関前にある屋外の水道からは、わずかに漏れ出した水が厳しい冷気にさらされ、一晩のうちに50センチほどの見事な氷柱となって現れました。自然が作り出した透明な彫刻に、登校してきた子供たちも驚きの声を上げていました。

 

外は凍てつく寒さですが、校舎の中は子供たちの学びの熱気で満ちています。

算数の時間
5年生は円と多角形の関係を探る学習に取り組んでいました。「ここはどうしてこうなるの?」と、友達のノートをのぞき込みながら教え合う姿。自分たちの言葉で納得するまで話し合うプロセスが、学びを確かなものにしています。正に、個別最適な学びと協働的な学びが一体的になっている瞬間です。

道徳の時間
6年生は手塚治虫さんの教材を通し、「あきらめない心」について議論していました。困難に直面したとき、自分ならどう向き合うか、それぞれの考えを出し合い、多面的・多角的に考えていました。

美術の時間
8年生は粘土細工に没頭していました。本物の和菓子と見紛うばかりの繊細な「うさぎ」や「バラ」。指先に神経を集中させ、一つひとつ形を整えていく真剣な眼差しは、まさに芸術家そのものでした。

国語の時間
9年生は教科書の記述を根拠に、自分の考えを深め合うグループ学習。SNSの普及や情報過多な現代において、「言葉」をどう使い、どう向き合うべきかについて考え、議論していました。学年が上がるにつれ、多角的な視点から意見を交わす姿に頼もしさを感じます。

 

残念ながら、校内では依然としてインフルエンザの流行が続いています。この厳しい寒さはもうしばらく続く予報ですので、ご家庭でも引き続き手洗い・うがいの徹底と、十分な睡眠、栄養摂取を心がけていただければと思います。

 

「1月行く、2月逃げる、3月去る」と表現される3学期。正に「光陰矢の如し」。一日一日を大切に、この寒さに負けない心と体を育みながら、充実した学校生活を送りたいものですね。