令和7年 8月
8月4日(月)
【午前6時40分頃から雨が降り出しましたね。植物にとっては恵みの雨だったのではないでしょうか。また、小さな生き物にとっても恵みの雨だったと思います。午前8時頃の運動場の様子です。】
【算数おもしろ問題】
① 1から100まで全部足したらいくつになるでしょうか。
② 同じ長さの線香が2本あります。1時間でちょうど1本燃え尽きます。これを使って、45分間を計りましょう。
③ 次の問題は、子どもたちの概念を壊したいと思って出しています。問題:9つの黒い点を、直線で、一筆書きで全ての●通ってください。ただし、3回しか角度をかえることはできません。つまり4本の直線で全ての●を通ります。(ヒント:わくからはみ出しましょう。)
④ 1、1、2、3、5、8、13、21、□、55、89、・・・」という決まりを持った数字が並んでいます。決まりをみつけ□に入る数字を考えてみましょう。
⑤0から9までの整数から4つの数を選び、文字におきかえて式をつくりました。A、B、C、Dにあてはまる数を求めましょう。
(ヒント:最初十の位に着目して考えてみてください。)
解答
①ドイツの数学者ガウス氏は、7歳の時、算数の授業中教師から「1から100までの数字をすべて足すといくつになるか。」という問題を出されました。ガウス少年は数秒で「5050」と答えたそうです。考え方は1と100で101、2と99で101、・・・50と51で101。つまり101のかたまりが50個、101×50=5050と考えたそうです。別な説では1+2+3+・・・+98+99+100の下に100+99+98+・・・3+2+1と書いて上下を足すと、101が全部で100個なので10100。その半分だから10100÷2=5050と考えたという説もあります。7歳のガウス少年すごいですね。
② A、B、C同時に火をつけます。AーBが燃え尽きた時が30分です。その時、Dに火をつけます。Dに火をつけてC-Dがもえつきた時間は15分です。よって最初からは45分になります。
③
④ この数の並びを、フィボナッチ数列といいます。イタリアの数学者フィボナッチにちなんで名付けられた数列です。前の2つの数字を足すと、次の数字がわかります。□=13+21=34になります。フィボナッチ数列は、様々なところで活用されています。例えば長方形の面積だったり、黄金比だったりします。詳しくは個々で調べてみてください。
⑤十の位に注目しましょう。C+D=Cなので、D=0または、一の位から1繰り上がるとき、D=9になります。D=0のとき、一の位の等式が成り立ちません。したがって、D=9ということがわかります。次に、千の位と一の位に注目すると、千の位A+B=9または、百の位から1繰り上が;;るときA+B=8になります。一のくらいから、9+A=Bこれは、AはBより1大きいことを意味しています。これより、A=5、B=4が決まります。あてはめていくと、C=0になります。答えA=5 B=4 C=0 D=9になります。
夏休み期間中、ホームページに掲載する出来事が少ないです。そこで第1弾として「60年前の小学校生活」、第2弾として「算数おもしろ問題」を掲載しました。今日は第3弾として、教員歴40数年間で、ごく一部ですが、心に残っている本の紹介や講演会・研修会等で得た情報を紹介したいと思います。特に「教育に関すること」「子育てに関すること」「人としての方向性を示してくれる言葉に関すること」などを紹介します。ただ、本などは著作権の問題があるので、本の一部を抜粋して紹介することなどは控えさせていただきます。個々で調べてもらったら嬉しいです。
【1回目 子どもが育つ魔法の言葉】
「子どもが育つ魔法の言葉」作:ドロシー・ロー・ノルトを紹介します。ノルトさんは1924年アメリカで生まれ、40年以上にわたって、家庭教育や子育てコンサルタントをされた方です。2005年に永眠されました。子どもにどんな声かけをすればよいかなど、具体的な言葉でアドバイスをされています。私もいつもこの言葉を胸の中に置いています。検索等をしていただけると幸いです。
8月1日(金)
今日から8月に入りました。連日の猛暑、今後が心配です。今日は、頭の体操ということで、算数に関したおもしろ問題を出します。家族で楽しんでもらえれば幸いです。今後、数回に分けて出したいと思います。
①この問題は、私にとって思い出の問題です。今から約40数年前、大学を卒業し、最初に5年生44人を担任しました。その時、子どもたちに出した問題です。慶応幼稚舎(小学校)の入試問題から持ってきています。問題:ⒶとⒶ、ⒷとⒷ、ⒸとⒸを線で結(むす)んでください。ただし、線は交わったり、接したりすることはできません。また、円の中や長方形の外を通ることもできません。
②2年生や3年生のかけ算の時によく使う、とんちかけ算クイズです。
1.はっぱがちってるよ。何枚ちったのかな。
2. ごごになって、プールに行きました。何人で行ったのかな。
3. いろんな国をまわってきたよ。いくつの国をまわって来たのかな。
4. かいすいよくに行って、黒くなって帰って来たよ。何人だったかな。
5. 100歳になるおばあさんの顔にある、しわは何本かな。
➂単位の学習をする時に使っています。
問題:学校から10mはなれて家が建っています。誰の家でしょうか。
④6年生の線対称の時に使う問題です。
この絵は、ある決まりに従って書いてあります。5番目の絵を想像して描いてみましょう。
⑤どんな大きさでもいいので、大小2つのコップを用意してください。問題:ある酒屋では、大きな酒だるからマスで酒の量をはかって売っていました。ただ、マスは9㍑と5㍑がはかれるマスが1つずつしかありません。ある日客がやってきて、「酒を6㍑売ってくれ。」といいました。酒屋の主人は、どのようにして6㍑はかったでしょう。(ただし、酒は酒たるにもどすことができます。)
解答
①
② 1.はっぱ64まい 2.ごご25人 3.くに18か国 4.くろく54人 5.しわ32本
➂ 10mは㎝になおすと1000㎝になります。つまりセンセンチ=せんせんち=先生家です。
④ 数字の1、2、3、4を線対称として描いています。よって「5」を線対称の形にすると下記のようになります。
⑤
5㍑マスに酒を満たし、それを9㍑マスにうつします。次ぎにもう一度5㍑マスに酒を満たし、それを9㍑マスがいっぱいになるまでそそぎます。このとき、9㍑マスにはすでに5㍑の酒が入っているので、4㍑しかそそぐことができません。したがって、5㍑マスには酒が1㍑残ります。いっぱいになった9㍑マスの酒を全部酒だるに戻します。すると、5㍑マスに1㍑の酒が入っている状態になります。からになった9㍑マスへ、5㍑マスに残っていた1㍑の酒をうつしかえます。5㍑マスに酒をみたし、それを9㍑マスにうつしかえます。すると、9㍑マスに酒が6㍑入った状態ができあがります。
いかがだったでしょうか。今後まだまだ続きがありますよ!