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2024年6月の記事一覧

子どもたちの「瞳が輝く」授業づくりを!~工夫した導入と発問で授業が変わる~

 本校は、菊陽町教育委員会から学力向上の研究指定を受け、算数科の魅力ある授業づくりに取り組んでいます。子どもたちの「瞳が輝く」授業を目指して、全職員で研究を進めています。その研究内容の柱の一つが「工夫した導入と発問で授業を変える」ことです。つまり、「子どもたちがわくわくする授業のスタートを切るためにはどうするか」を研究しています。

 先日の4年算数の授業(壽藤教諭)では、「パックマン」(世界で知られた日本産ゲームのキャラクター)が登場していました。一般的な角の大きさ比べの問題では、子どもの興味・関心が低いと考えた壽藤教諭は、「一番大きな口を開けたパックマンがチョコレートを食べることができる」と問題を設定しました。教室では、まず、パックマンが登場した驚きと楽しさが来て、その後「比べる」必然性が生まれ、そして、比べる「困難」が生じ、それを全体で共有することで「子どもが学びたい」ものへと変わっていきます。子どもたちは、実際に具体物(紙)で重ねたり、その方法や結果を友だちと対話したりしながら、楽しそうに課題を解決していきました。

 加えて、「どこが違う?」「どうしたら比べられるの?」「こっちの方が顔が大きいから、大きいんじゃない?」「どこを合わせるの?」「Aさんの言ったことが言える人?」といった教師の発問で、子どもの考えを深めたり、広げたりしたことが、こどもたちの「わかった・できた・楽しかった」につながっています。

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