日誌

防災教室はじまる

 本年度から、腹赤小学校にも学校運営協議会(コミュニティスクール)が設置され、その大きな取組が「防災教育の強化」です。

 その基本的な考え方は、学校と地域、保護者が連携して自分たちの命を守る、助け合う仕組みを創り上げていくことにあります。

 そのためには、子どもたち自身も、常に「防災・安全」の意識を持って,主体的に生活する資質や能力を育むことが重要であると考えました。

 学校のリーダーになる5,6年を対象に、総合的な学習の時間を使って「水害が起きたら、どう対応するか」ということをテーマに、学習を進めていきます。

 自宅のまわりの様子、学校までの経路、その途中の危険箇所を自分の目で確かめ、ハザードマップなどの資料で調べ、いつ、だれが、どのように対応すればいいのかを学びます。

 

 9月9日(木)は、本校学校運営協議会委員で防災士の徳永伸介氏をお招きして、導入の学習を行いました。

 学習内容は次のようなものでした。

  ① 災害のおそろしさ、被害の様子を学ぶ。

・さまざまな資料や映像をもとに、 自分の身の回りにも危険が潜んでいることを実感する

ことができました。

  ② 地区別に分かれ、地図上に自宅の位置、通学路、危険だと思われる場所を話し合いながら

記入する。(災害図上訓練:DIG)

・どの道ならば安全に行き来できるのかなどを考え、話し合うことで「自分の目で見て確

かめたい」という意識が強くなりました。

 

 この学習をスタート地点として、自分たちで自分の校区を見つめ直し、安全安心な生活を求めようという児童を育んでいきます。

 そして、11月21日には、地域合同防災訓練を実施します。そのときに地域の方や保護者の皆さんに学習の成果を発表する予定です。