道徳の授業をレベルアップ!
今日は、熊本県立教育センターの安武指導主事においでいただき、道徳の授業の研修を行いました。今回授業を見ていただいたのは5年生と6年生。
5年生は、夢や目標の実現に向かって頑張ることの価値について考える学習でした。テキストマイニング機能を使ったりして児童の実態を丁寧に見取りながら授業が展開されました。子どもたちからは、夢の実現のためには「あきらめない気持ち」や「努力すること」が大切だという意見が聞かれました。最後に出てきた「夢の実現のために大切なことは、”叶えたいことが叶うまで、そのことを好きでいること”だ」という意見には、我々大人も「なるほど」と考えさせられました。
一方の6年生は「修学旅行の夜」。自由とはどういうことか、自由が守られるためにはどんなことが大切なのかを考える授業でした。実際の修学旅行が少しずつ近づいてきている6年生。「せっかくの修学旅行。最後なんだし思い出作りのために夜の消灯時間は自由に!」という意見に「次の日に影響が出るのは困る」「学習の場だし」「寝たい人もいるんだし」と反論する子どもたち。やがて、話題は「自分で責任をとれるか」「それぞれの自由が守られるか」「周りへの迷惑を考えながら」「自分たちでメリハリをつけてやれば」など、自分たちでコントロールする力が大事だという気付きにつながっていきました。
子どもが生き生きと話す道徳の授業・・・なかなか奥が深いです。