学校生活 

PTA教育講演会 ~田中慎一朗先生をお招きして~

12月12日(金)

 今日は、出水南中学校の田中慎一朗校長先生をお招きしてPTA教育講演会を開催しました。

 田中先生は、「ネガティブ・ケイパビリティ」(不確実な中ににとどまり続ける力)という考え方を教育現場に当てはめ、結果を急がず、子どもの「揺れ」に寄り添い続けることの大切さを強調されています。また、熊本日日新聞では「スマホの向こう側~子どもたちの今」というコラムを毎月第4木曜日に連載されており、SNSが普及した現代の子どもたちの人間関係や、それに伴うトラブル、いじめといった問題について、若者の実態や心理、大人として果たすべき役割について具体的に解説されています。

 本日の講演では、「ネット世界で10%の確率で悪い人に出会うと仮定した時に、フィルタリングをかけると1%まで確率を下げることができる。しかし、1人目に悪い人に出会ってしまう可能性もある。確率と順番を考えていくことで、危険から身を守ることができる。」「子ども達がネットで出会う悪い人に、私たち身近にいる大人が負けてはいけない。いつでも相談できる関係を日ごろから築いておき、犯罪や事件から守っていかないといけない。」など、子どもと関わる大人が変わらないと子ども達を守ることができないということを話されました。

 一緒に聞いた5,6年生の子ども達も、たくさんのことを感じ、学ぶことができました。 この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。