学校ブログ

人吉球磨の地域性?

【校長ブログ】

 先日、昨年度までの職場の所員と話す機会がありました。その所員がこのように話していました。

 「先日、子供の部活動の練習試合のため、人吉一中に送っていったときに、時間を持て余したので一中校区を散歩して回ったんです。その時に、前から出会う大人の方、高校生、中学生が『こんにちは』とあいさつをしていくんです。びっくりしました。人吉はそんな地域なんですか?」

 私も「ん?」と思いましたが「そうなのかなあ?」と答えました。

 必死にあいさつ運動をしながらも、なかなかめざすところに届かないもどかしさも持ちながら、自分は?と考えると、確かに出会う人にはあいさつをしています。こんな自分も地域性?と振り返りつつ。

 ただ、別の地域の方から見れば、知らない方にあいさつをしてすれ違う人吉の地域に驚いたということでしょう。別の視点から見れば、驚くほどよい地域性に感じたのでしょう。うれしくなりました。

 それだけ、見知らぬ人にあいさつができる安全な地域であり、地域が互いに関わり合い、目を配ってきたからこそ、高校生でもあいさつができる地域になったのだろうと思います。この地域性は、これまでの方が守ってきたものであり、今の私たちが守り続けて、次の時代に引き継ぐべきものであろうと思います。

 以前、校風についてお話ししました。

 地域風もやはりそこに住む人々、私やあなたが創り上げていくものだろうと思います。

 いつまでもそんな、誇れる地域性でありたいと思います。

 ※ 今日は写真がなくて申し訳ありません。