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家族への感謝の気持ちを振り返って~2年生~

2年生は、「私のたからもの」という教材を通して、家族の存在について考えました。

お話に出てくる女の子の家は、熊本地震によって半壊の被害に遭ってしまいます。次の余震が来ればまた家が崩れてしまうかもしれない、という危機的状況の中、両親は家の中から女の子のランドセルだけでも取り出してこようと話し合います。無事に戻ってきた両親からランドセルを受け取った女の子は、強く強くランドセルを抱きしめるのでした。

ランドセルを抱きしめている女の子の気持ちを考えると、「女の子は、ランドセルが戻ってきたのも嬉しかったけど、お父さんお母さんが無事だったことも嬉しかったと思いました。」などといった意見が出ました。

 授業の終末では、普段の生活を振り返り、家族への思いについて子どもたちからは「私も、台風の時に家族がいてよかったなと思いました。」という意見や、「大雨のときに、家の裏の砂利を機械で動かしてくれて、ありがとうと思いました。」など、これまでの経験と重ね合わせて家族への感謝の思いを発表していました。

また、「お母さんに、兄弟みんな私のたからものだよ、と言われた時に、家族になれてよかったなと思いました。」と振り返りに書いている子どももいました。面と向かって伝えるのは照れくさくても、子どもたちは、心の中では感謝の気持ちをもっているようです。少しずつ、言葉にして伝えられるように成長していけるといいです。