校長室から

2021年12月の記事一覧

12月20日~12月24日

12月24日(金) 第2学期終業式

81日間の2学期が、本日終了しました。8月30日に2学期がスタートしましたが、新型コロナウイルス感染症への対策を図りながら教育活動を進めてきました。そのような状況ではありましたが、57人の子どもたちが元気に学校生活を送ることが出来たのも、保護者並びに地域の方々のご理解とご協力があったからであり、心から感謝申し上げます。
終業式は、換気とソーシャルディスタンスを十分保った上で、体育館で実施しました。子どもたちの終業式に向かう態度は大変立派で、代表児童の発表をしっかりと聞くことが出来ました。代表の児童は、2学期にがんばったことと、3学期への目標を紹介してくれました。6年生の児童は、本校の子どもたちに育てたい資質・能力である「学びに向かう力」「考動力」「かかわり合う力」の3点から振り返った自分の姿を発表してくれました。
明日から冬休みです。規則正しい生活に心掛け、家族で思い出に残る年末年始を過ごしてほしいと思います。そして、1月7日(金)の3学期始業式の朝、いつものように元気に挨拶を交わしたいと思います。
  

12月23日(木) 6年生の頑張りできれいになっています

朝から全学年でボランティア活動をがんばってくれていますが、本日校舎周辺をの落ち葉を集めていて気が付いたことがありました。本校の中庭には池が作られているのですが、排水が出来なくなっており、現在は使われていません。雨水がたまり、しかも落ち葉がたまってしまうため、定期的に私が掃除していました。最近、池の中の落ち葉の位置が微妙に変わっていることには気付いていたのですが、本日、池の中がきれいに掃除されていました。
実は、朝のボランティア活動で6年生が池の掃除に取り組んでいてくれたのです。しかも、私よりも何倍もきれいにしてくれました。6年生教室に行き、「6年生の皆さん、ありがとうございました。」と感謝の気持ちを伝えました。本校の子どもたち素晴らしさに感動しました。
  
12月22日(水) ふるさとに感謝しながら収穫しました

1・2年生が生活科の学習として、学校園でいろいろな野菜を育ててきました。近頃は寒い日が続いていますが、毎朝水かけをしながら生長を見守ってきました。本日、大根やブロッコリー、白菜を収穫しました。子どもたちは、この日が来ることを楽しみにしていました。
学校園を地域の方に丁寧に耕していただいたこともあり、たくさん収穫することが出来ました。「校長先生、こんな大根が取れました。」「私の取った大根は、重いです。」「変な形の大根がありました。」等々、次々に報告してくれました。また、大きな白菜を数人で抱えながら、「大きい!」と歓声を上げていました。
取れた大根の中から持ち帰るものを選び、大事そうにビニール袋に入れて持って帰る様子が印象的でした。畑を耕してくださった地域の方にも、感謝の手紙を添えて収穫した大根を届けました。
  

12月21日(火) 実現を目指して!

授業の様子を見て回っていると、どの学年も2学期のまとめに取り組んでいるようです。6年生教室をのぞくと、家庭科の授業が行われていました。子どもたちは、色鉛筆などを使いながら、何やら絵を描いていました。見せてもらうと、1食分の給食の献立を考えているではありませんか。しかも、自分の好きな物を並べるのではなく、栄養のバランスや町の特産物を取り入れながら献立を組み立てていました。一人一人が考えた給食の献立を、町の給食共同調理場に提案するというのです。大変面白い取組だと思いました。近頃、様々な物の値段が上がっていますので、1食分の単価が想定よりも高くなりそうな提案もありましたが、どれも実現可能ではないかと思いました。
大変難しいことと思いますが、この子かの提案が一部でも採用され、3学期に実現することを願っています。
  

12月20日(月) 「校長先生は、うちゅう人ですか?」

「校長先生は、うちゅう人ですか?」これは、先週1年生の教室を訪れたときに質問されたことです。突然聞かれたので、どのように返そうかと迷ったのですが、「そうだよ。校長先生は、うちゅう人だよ。」と答えてみました。「えーっ!うちゅう人なら、どこに住んでいるの?」と聞いてきたので、「学校の近くに住んでいるけど、夜になると変身するんだよ。早く寝ない1年生がいたら、夢の中に現れるぞ-。」と、1年生との会話を楽しんでみました。
そうすると・・・・、「校長先生、私の夢の中に出てきてください。」と何人も手を挙げてくれます。中には、「わたし、夢を見ないし・・・・。」という子もいます。今日も1年生教室に行くと、「今日は、誰の夢の中に出てくるの?」と笑顔で尋ねられたので、「誰にしようかな?」と返答しておきました。
1年生の子どもたちは発想が豊かで、話をしていると、何だか不思議な世界に引き込まれてしまいます。次はどんな質問を投げかけてくれるのか、私も楽しみです。

12月13日~12月17日

12月17日(金) 5年生の皆さん、ありがとう!

5年生の家庭科で「物を生かして快適に生活しよう」という学習の一つとして、住まいの整理・整とんや清掃の仕方、環境に配慮した生活における物の使い方などについて学習しています。学んだことを生かし、実際に学校をきれいにする取組が行われていました。窓のレール部分を熱心に掃除する子もいれば、魚の水槽をきれいにする子もいました。
あと2週間で大晦日です。年末の大掃除は大変ですが、この学習を生かし、家族の一員として主体的にがんばってくれることでしょう。そういう姿を期待しつつ、5年生の学習の姿を見ていました。
 

12月16日(木) 保護者や地域の方々と三人四脚で!

朝から駐車場付近の落ち葉はきをしていると、そこを通られる地域の方とよく挨拶を交わします。挨拶だけでなく、学校がいつもきれいであることや坂瀬川小の子どもたちが元気であることをほめていただき、本当に有り難く思っています。
今朝、近くの保育園に歩いて登園されている2人の男の子とそのお母さんに出会いました。お母さんとお兄さんが「おはようございます。」と気持ちのよい挨拶をしてくれましたので、「おはようございます。」と返しました。その後すぐに、お母さんが弟さんに何かを話されていました。そうすると、弟さんの方も「おはようございます。」と元気に挨拶をしてくれました。私も負けずに「おはようございます。」と返し、清々しい気持ちになりました。きっと、挨拶について話されたのでしょう。
本校では、「ふるさと『さ・か・せ・が・わ』小学校の姿」『さ』・・・「さわやかなあいさつが響く学校」を目指し、子どもたちへの意欲付けと様々な取組を行ってきています。先日、地域の老人会に教頭が参加した折に、「近頃、坂小の子どもたちがよく挨拶をしてくれるようになって、うれしい。」というご意見をいただき、子どもたちにも紹介したところです。また、毎月5の付く日は、保護者の方々と共に「ごあいさつ運動」も行ってきています。
これからも、「さわやかなあいさつが響く学校」づくりに向けて、保護者や地域の方々とともに、二人三脚で取り組んでいきたいと思います。

12月15日(水) ありがとうメッセージ

人権旬間の取組の一つとして、友達への感謝の気持ちを表す「ありがとうメッセージ」を行っています。友達から受けたやさしい言動に対して、「ありがとう」の感謝の気持ちをカードに書き、廊下に掲示してあるクリスマスツリーをそのカードで飾っていくものです。校内に3カ所掲示コーナーを設けてありますが、どの木もメッセージカードでいっぱいになっています。給食の時の校内放送でも、メッセージの紹介が行われていますが、みんな静かに、そして笑顔で聞いています。
2年生の教室を訪れたとき、一人の子が「校長先生、ちょっと待ってください。」と言ってきたので待っていると、カードを見せてくれました。そのカードには、「こう長先生へ いつも よしよし してくれてありがとうございます。」と書かれてあり、温かい気持ちが込み上げてきました。カードを見ながら、書いてくれた子も私も笑顔になりました。
  

12月14日(火) 「仲間を愛し、自分を愛する」

12月6日から人権旬間の取組を進めています。この人権旬間の目的は、「自分を見つめ、友だち一人ひとりを見つめることにより、相手を尊重し、協力しようとする態度を養う。(かかわり合う力・考動力)」です。人権旬間の取組の一つとして、本日は人権集会を行いました。交流活動を異学年による縦割り班で行うため、リモートによる集会を計画しました。
集会の最初に、私から話す時間がありましたので、昨日全校児童が視聴した「
熊本県人権子ども集会」のメッセージに用いられた言葉を提示し、「仲間を愛し、自分を愛する」ことが、差別やいじめをなくすために大切であることを話しました。その後、活動を一緒に行うことが多い縦割り班の仲間のよさを伝える「ニコニコふれいあいゲーム」が行われました。仲間を愛するためには、日頃から友達のよさを見つけながら過ごす視点が必要だと思いますし、そうすることで自分のよさを深く知ることにもつながっていくと考えます。友達のすばらしい部分をたくさん見つける人権旬間にしていきたいと思います。
   

12月13日(月) ダメ。ゼッタイ。

本日、5・6年生を対象に薬物乱用防止教室を行いました。講師として本校の学校薬剤師の先生をお招きし、病気の際に病院等から処方される薬についてや、アルコールやたばこの健康に及ぼす影響等について、大変分かりやすいお話をしていただきました。カフェインも薬物に当たるという説明があり、子どもたちも驚いていました。
最後に、薬剤師の先生から、大切な自分を守るための5つのポイントを示されました。自分と自分が大切に思う人を守るためにも、今後も正しい知識を身に付けていってほしいと願っています。
  

12月6日~12月10日

12月10日(金) 「ともに学ぶ」姿を学ぶ

2時間目に、2年生が3・4年生の算数の時間を見学しました。3・4年生は、本年度から複式学級として、同じ教室で学んでいます。担任が2学年の学習を指導するため、学習リーダーを中心に自分たちで学習を進めながら、「自ら学び ともに学ぶ」学習スタイルを作り上げてきました。また、この学習スタイルを他学年にも広めることで、子どもたちの主体的・協働的学びを促進させていきたいと考えています。
2年生も6人と少人数の学級ですが、協働的に学ぶ上学年の姿を手本としながら、学びの質を高めていくことを目的に実施されました。2年生が見ているにも関わらず、いつも通りに自分たちで学習を進める3・4年生の様子に、大変興味をもって見学していました。「ともに学ぶ」姿を学ぶ取組は、今後も続けていきたいと思います。
  

12月9日(木) あしたは はれる

朝から各教室を回っていると、1年生が朝の会をしていました。今月の歌の「あしたは はれる」が聞こえてきたので、ちょっと様子をのぞいてみました。マスクをし、友達との距離をとりながら、それでも元気に歌っていました。大きく拡大した歌詞を黒板に貼ってありましたが、改めて歌詞を読みながら、心が温かくなる内容だと感じました。
この「あしたは はれる」は、坂田修さんの作詞・作曲で「おかあさんといっしょ」で流れていた曲です。「すきだから きみがすきだから ともだちさ いつも いつまでも」というフレーズが、何とも心地よく、いつまでも耳に残るすてきな楽曲です。
12月6日から人権旬間に入っており、学年に応じた人権学習や全校児童で作る「ありがとうの木」の取組も行っています。次週は、人権集会も予定しています。子どもたちが一人一人がもっている優しい気持ちが学校中に広がる、そんな旬間にしていきたいと思います。

12月8日(水) ルールを守りながら

熊本県が熊本地震からの創造的復興向け取り組んでいる漫画家 尾田栄一郎氏が描く人気漫画「ONE PIECE」と連携した「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」の一環として、熊本県教育委員会から、県内45市町村教育委員会にONE PIECE単行本100巻セットの寄贈があり、期間を設けて町内の小中学校に貸し出されています。最初に本校に貸し出していただき、子どもたちは、決められたルールを守りながら、楽しく読んでいるところです。
家庭に持ち帰ることは出来ませんし、すべての子どもたちが全巻を読み終えることは難しいですが、この機会を大切にし、学校でも創意工夫を重ねながら取り組んで行きたいと思います。
  

12月7日(火) 感謝の気持ちを込めて

毎月2日間、教育関連施設環境整備作業として苓北町シルバー人材センターの方にお世話になっています。大変暑い夏場も、本日のように冷たい風が吹く寒い日も、校内の樹木の剪定や運動場の草刈りなどを行っていただきました。
本日が本年度最後の作業の日でしたので、お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて、全校児童から「ありがとうメッセージ」を贈りました。児童代表として、企画委員会の児童が感謝の気持ちを伝えた後に渡しましたが、大変喜んでいただきました。
「校長先生、来年の最初の作業は、旧校門をきれいにしようかね。」と言って帰って行かれました。次年度も、本校の美しい学校づくりに力を貸していただければ有り難いです。
   

12月6日(月) 3年生の社会科で・・・・

校長室で仕事をしていると、「校長室の消防設備を調べに来ました。入ってもいいですか。」と、3年生が声をかけてきました。社会科の学習で、「学校の消防せつびを調べよう」という学習を行っているようです。「どうぞ。さて、見つけられるかな?」と尋ねると、子どもたちはすぐに「熱感知器があった。」と記録していました。「あと2つあるよ。分かるかな。」と問い返すと、必死に探しています。「あった!ここに消化器がある。」「あと1つは、何だろう?」と考えていました。そのうちに、「校長先生、これは何ですか。」と排煙装置に気が付いたようです。「これはね、こうやって使うんだよ。」と実演すると、「煙は上の方にたまるから、ここに窓みたいなものがあるんだ。」とつぶやいていました。
空気が乾燥して、火事が起きやすい季節になりました。この学習を通して、地域や自分自身の安全を守るために自分たちにできることをしっかりと考えてほしいと思います。