5年生:「水俣に学ぶ肥後っ子教室」がありました

 9月17日(金)の午前中、オンラインによる「水俣に学ぶ肥後っ子教室」が開催されました。これは、公害の原点である水俣病を通して学んだ教訓を日常に活かす視点から、社会科で公害を学ぶ県下全ての5年生を対象に、授業の一環として実施されているものです。本来ならば、現地訪問をし、水俣病資料館や熊本県環境センター等で講話を聞いたり体験をしたりして学ぶのですが、今年度は、新型コロナウィルス感染症の蔓延により、オンラインでの実施となりました。

① 環境学習

  水俣にある熊本県環境センターの方にお話を聞きました。世界中で巻き起こっている様々な環境問題の事実を知り、驚く5年生でした。

(児童の感想)

◎水は汚したまま家の外に出さないようにしようと思いました。一人一日使う水の量は300リットルということにびっくりしました。

◎環境問題の中でも一番の問題が地球温暖化と知りました。自分たちで節電・節水はできるから、いろんなところで役立てていきたいです。

②語り部さんのお話

 どのようにして水俣病にかかるのか、なぜチッソが水俣にできたのか、原因が分かっていながらも水銀を流し続けた事実、語り部さんのおじい様が水俣病で亡くなられたこと、そして、お父様がしてこられたことなど、様々なお話を伺いました。

(児童の感想)

◎お父様は、亡くなったおじいちゃんのために、朝から晩までがんばっていたのはとてもすごいと思いました。ぼくだったら、一度拒否されたらやめるけど、お父様はやめなかったためとてもすごいと思うし、強いと思いました。

 

 午前中いっぱいの「水俣に学ぶ肥後っこ教室」でしたが、子どもたちは資料を見たり、メモをたくさんしたりして、しっかり学んでいました。この学びを今後の自分たちの生活に生かし、また、未来の地球環境のために役立ててくれると思います。