2学期の授業もいよいよ今日が最終日。お昼から体育館にて児童生徒会主催の「全校レクリエーション」が行われました。今回の行事は、役員の生徒たちが自ら企画を練り、当日の司会進行から運営までを立派に務め上げてくれました。
全力疾走!「新聞紙リレー」
最初の種目は、新聞紙を胸に当てて走る「新聞紙リレー」です。スピードを緩めると新聞紙が落ちてしまうため、子どもたちは一生懸命に前を向いて駆け抜けていました。学年を問わず、仲間に声援を送る姿が印象的で、体育館の空気は一気に熱を帯びました。
集中力が試される「ボール運びリレー」
続く「ボール運びリレー」では、ラケットの上の小さなボールを落とさないよう、慎重かつ素早く運びます。新聞紙リレーとはまた違った緊張感があり、アンカーがゴールした瞬間には大きな拍手が沸き起こりました。中学生が小学生をリードし、優しく見守る姿に、水上学園らしい温かさを感じました。
つながる絆「貨物列車」
最後は全員で「貨物列車」を楽しみました。じゃんけんで勝つたびに列が長くなり、最後には学年の壁を越えた一つの大きな列が完成!子どもたちの笑顔が重なり合い、体育館全体が一体感に包まれた素晴らし...
いよいよ2学期も残すところあと3日。各学年で学期のまとめが進む中、5・6年生はこれまで長い期間をかけて取り組んできた「稲作学習」の総仕上げ、待望の「餅つき」を行いました。
今の時代、年末にお餅をつくといっても機械を使うことが多く、臼(うす)と杵(きね)を使った昔ながらの風景に出会うことは少なくなりました。子どもたちにとっても、これだけ大きな杵を振り上げるのは一苦労です。最初は重さにふらついたり、タイミングを合わせるのに戸惑ったりしていましたが、そこはさすが水上の子どもたち。「よいしょ!よいしょ!」と、すぐにコツをつかんで、力強くつきあげていきました。
田植えからずっとご指導いただいているJA総青年部の皆様に、今回も多大なるご協力をいただきました。慣れない手つきの子どもたちを優しく、時には力強くサポートしてくださり、おかげさまで真っ白でふっくらとした、たくさんのおいしいお餅がつきあがりました。
自分たちの手で泥だらけになって育てた苗が稲となり、こうして美味しいお餅になる。この一連の過程と、日本の年末の伝統行事を肌で感じられたことは、子どもたちにとって何よりの食育であり、心の財産になったと思...
霧の中のスタート、そして輝く汗
今朝の水上学園は、珍しく深い霧に包まれ、寒々とした朝となりました。しかし、子供たちの熱気からか、いつの間にか霧が晴れ渡り、青空の下でのロードレース大会になりました。1年生にとっては、小学校生活で初めて挑むドキドキのロードレース 。そして、義務教育学校の最高学年である9年生にとっては、9年間の集大成となる最後のロードレースでした 。
困難を乗り越えて
正直なところ、直前までインフルエンザ等の影響があり、全員が万全のコンディションというわけではありませんでした。練習期間中に思うように走れなかった児童生徒もいたことでしょう。しかし、いざスタートのピストルが鳴ると、どの子も自分の持てる力を振り絞り、最後まで粘り強く走り抜く姿を見せてくれました 。そのひたむきな姿に胸を打たれました。
驚きの「ピタリ賞」が2名も!
本校のロードレース大会の大きな特徴は、単に速さを競うだけでなく、「自ら設定した目標タイムにいかに近づけるか」という、自己管理能力(主体性)を大切にしている点です 。本日の結果を見て、驚くべきことがありました。なんと、事前に宣言した「目標タイム」と、今日の本番の記録...
6年生の教室では「栄養バランスのよいおかずを考えよう」というめあてに向かって、子どもたちが活発に活動していました。
栄養バランスの「いろは」を学ぶ授業の冒頭では、栄養教諭の先生から栄養素についてのお話がありました。「赤・黄・緑」の3つの食品群。皆さんも聞き覚えがあるのではないでしょうか?・体を作る(赤)・エネルギーになる(黄)・体の調子を整える(緑)ただ「美味しいもの」を作るだけでなく、これらをバランスよく組み合わせることが、健康な体づくりの第一歩です。子どもたちは真剣な眼差しで、献立作りのポイントを学んでいました。
タブレットも活用しながら献立づくり基礎知識を学んだ後は、いよいよ班ごとの実践です。ここ数年で、学校の風景も大きく変わりました。子どもたちの手元には、教科書やノートだけでなく、1人1台のタブレット端末があります。
「このレシピ、美味しそう!」「でも、これだと『緑』の野菜が足りないんじゃない?」「主菜がこれなら、副菜はさっぱりしたものがいいかな」
インターネット上のレシピサイトや画像を検索しながら、班のメンバーで頭を寄せ合い、楽しそうに、けれど真剣に話し合う姿がとても印象的...
16日に5年生はスクールバスで水俣へと向かいました。この「肥後っ子教室」は、単なる社会科見学ではありません。熊本県の子どもとして、水俣病の教訓から環境の大切さを学び、差別や偏見を許さない心を育てる、極めて重要な学習の機会です。
環境センターでの体験学習熊本県環境センターでは、実際に体を動かし、目で見て触れる体験学習を行いました。水質汚染の実験やごみ問題についての学習を通じ、子供たちは「環境を守る」ということが、遠い世界の話ではなく、自分たちの毎日の暮らしと密接につながっていることを実感したようです。地球環境のために、今自分たちに何ができるのか。真剣な眼差しでメモを取る姿が印象的でした。
心に刻んだ「水俣の教訓」水俣市立水俣病資料館や情報センターでは、これまで事前学習で学んできた歴史や事実を、より深く、重みを持って受け止める時間となりました。特に、語り部の方から直接お話を伺えたことは、子供たちの心に強く響いたに違いありません。教科書の文字だけでは伝わらない、被害に遭われた方の苦しみ、悔しさ、そして「二度と同じ過ちを繰り返してはならない」という切実な願い。それらを正面から受け止め、涙を浮...
