新着
今朝の1時間目、校舎を巡ると、図らずも前期課程(1年生から6年生)のすべての教室で「国語」の授業が行われていました。低学年から高学年へと、教科書をめくる音が、子どもたちの成長の足音のように重なり合って聞こえてくる……そんな特別な朝の様子を詳しくお伝えします。 【1年生】心を通わせる「おはなしさんぽ」1年生の教室では、名作「ずうっと、ずっと、大すきだよ」の学習が佳境を迎えていました。黒板には「ともだちのかんがえをよくきいてかんがえよう」というめあて。愛犬エルフとの別れを通し、主人公がなぜ「子犬はいらない」と言ったのか。1年生にとっては少し難しい「心の裏側」にある愛情を探ります。感心したのは、床に座って友達とノートを見せ合う「おはなしさんぽ」の姿です。自分の書いた文字を一生懸命に読み上げ、それを真っ直ぐな瞳で聞く友達。言葉を介して「悲しみ」や「温かさ」を共有しようとする、純粋な学びの原点がそこにありました。 【2年生】自分を重ねる「共感の力」2年生は「スーホーの白い馬」。モンゴルの草原を舞台にしたこの壮大な物語で、彼らは「一番心が動かされたところ」を特定し、その理由を言語化していました。黒板には「...
卒業式の余韻が残る校舎。つい先日まで最上級生として学校を支えてくれた9年生の姿がないのは、やはりどこか寂しいものです。彼らが去った後の教室は少し広く感じられます。ふと校庭に目を向けると、そこには「命のバトン」が繋がれていました。 パンパンに膨らんだ桜の蕾 校庭の桜の枝を見上げると、蕾が今にも弾けそうなほどパンパンに膨らんでいます。朝夕の冷え込みはまだ厳しいものの、自然は着実に春の準備を整えていますね。足元のパンジーたちも、色とりどりの表情で私たちを励ましてくれているようです。 読み聞かせの最後の日 今日は今年度最後の「読み聞かせ」の日でした。そしてある学級では、15年前の東日本大震災にまつわるお話が語られました。当時まだ生まれていなかった子どもたちが、ボランティアの方の言葉を一言も漏らさぬよう真剣に聴き入る姿を見て、胸が熱くなりました。 当たり前のように朝を迎えられること 仲間と一緒に学べること 穏やかな春を待てること 震災の記憶を語り継ぐことは、今この瞬間の「幸せ」を再認識することでもあります。卒業した9年生も、在校生も、この穏やかな日々に感謝できる優しい大人になってほしいと願わずにはいら...
びりんめし ほうれん草とりんごのサラダ イリコとアーモンド 里芋のみそ汁
市房ダム湖のほとり、一万本の桜が今か今かと開花の時を待つこの良き日。水上村立水上学園において、第3回卒業証書授与式を挙行いたしました。 今日、16名の卒業生が、住み慣れた学び舎を巣立ち、新しい世界へと羽ばたいていきました。 今回の卒業生は、旧岩野小学校・湯山小学校の最後の卒業生として、また新しく開校した水上学園の「新しい学校のリーダー」として、文字通りこの学校の土台を築いてくれたメンバーです。 前期課程の児童を優しくリードし、新しい歴史を自らの手で創り上げてくれた彼らの姿は、まさに水上学園の誇りでした。 式では、在校生代表の平井さんが送辞を読み上げました。 先輩方との思い出を振り返るうちに感極まり、声を詰まらせながら語りかけるその言葉に、会場のあちらこちらからすすり泣く声が漏れ始めました。 そのバトンを受け取った卒業生代表の余利くん。 これまでの学校生活、仲間と過ごしたかけがえのない日々を振り返り、こらえきれずに涙をぬぐいながら、力強く、そして温かい感謝の気持ちを込めた答辞を届けてくれました。 そして式の最後、別れの歌として卒業生全員で合唱したのは、RADWIMPSの「正解」です。 「制限時間は あな...
水上学園の9年生にとって、今日は1年間の課程を締めくくる大切な修了式でした。残すはいよいよ明後日の卒業式のみとなり、義務教育9年間の集大成を迎えようとしています。 式では、代表の川俣くんが意見発表を行いました。 涙のメッセージ:これまでの思い出がこみ上げ、涙を流しながらの発表となりました。 仲間の絆:行事での衝突や団結、当たり前だった日常が終わることへの切なさが語られ、他の生徒たちの涙を誘いました。 感謝の言葉:9年間共に成長した仲間や、本気で向き合ってくれた先生方への深い感謝が伝えられました。 副校長先生からは、最高学年として学校をリードしてきた9年生へ、温かい言葉が贈られました。 成長の証:この1年、悩みながらも最上級生としての責務を果たし、大きく成長した姿を「先生が保証する」と力強く語られました。 強み:進路に向けて自分自身を見つめ直した経験や、仲間と手を取り合い壁を乗り越えてきた絆こそが、これからの人生の強みになると強調されました。 エール:水上学園で積み上げた日々に自信と誇りを持って、明後日の卒業式を最高の笑顔で迎えてほしいと締めくくられました。 修了式のあとは、多くの生徒にとって...
「ゴロゴロ!」「カタカタッ」「おーっ!」。2階の理科室から賑やかな音が響いてきました。教室の中を覗くと、3年生の子どもたちが身を乗り出し、瞳を輝かせて何かに没頭しています。 今、3年生の理科では、1年間の学習の締めくくりとして「科学モノづくり」に取り組んでいます。 学びをおもちゃに詰め込んで 子どもたちの手元にあるのは、磁石、ゴム、電池、風の力……。これまで授業で学んできた科学の原理を応用した、個性豊かな手作りおもちゃたちです。 磁石の引き合う力を利用して、不思議な動きをする蝶々 回路の仕組みを応用して、スイッチを入れると元気に動き出す車 ゴムの力を工夫した、ユニークな仕掛け 教科書に書いてある「正解」を確認するだけでなく、「どうすればもっと速く動くかな?」「なぜここでは止まってしまうんだろう?」と、トライ&エラーを繰り返す姿が印象的でした。 「生きた知識」へと変わる瞬間 これこそが、まさにLearningbydoing(なすことによって学ぶ)の本質です。 単に知識として暗記した「磁石の性質」や「電気の通り道」は、テストが終われば忘れてしまうかもしれません。しかし、自分の手で動かし、失敗し、工夫して完成させた...