「ゴロゴロ!」「カタカタッ」「おーっ!」。2階の理科室から賑やかな音が響いてきました。教室の中を覗くと、3年生の子どもたちが身を乗り出し、瞳を輝かせて何かに没頭しています。
今、3年生の理科では、1年間の学習の締めくくりとして「科学モノづくり」に取り組んでいます。
学びをおもちゃに詰め込んで
子どもたちの手元にあるのは、磁石、ゴム、電池、風の力……。これまで授業で学んできた科学の原理を応用した、個性豊かな手作りおもちゃたちです。
磁石の引き合う力を利用して、不思議な動きをする蝶々
回路の仕組みを応用して、スイッチを入れると元気に動き出す車
ゴムの力を工夫した、ユニークな仕掛け
教科書に書いてある「正解」を確認するだけでなく、「どうすればもっと速く動くかな?」「なぜここでは止まってしまうんだろう?」と、トライ&エラーを繰り返す姿が印象的でした。
「生きた知識」へと変わる瞬間
これこそが、まさにLearningbydoing(なすことによって学ぶ)の本質です。
単に知識として暗記した「磁石の性質」や「電気の通り道」は、テストが終われば忘れてしまうかもしれません。しかし、自分の手で動かし、失敗し、工夫して完成させた...
学校東側の斜面に、鮮やかなヒカンザクラが咲き誇っています。澄み渡る青空に映える濃いピンク色は、まるでこれからの新しい門出を祝福しているかのようです。
本日、公立高校後期選抜(一般)の1日目を迎えました。今年度の高校入試も、いよいよこれが最後の大勝負。試験会場で今まさに自らの可能性に挑んでいる生徒たちには、これまでの努力を信じ、最後まで粘り強くペンを走らせてほしいと、心から願うばかりです。
寂しさと誇らしさが入り混じる教室
一方、学校に残った、すでに進路の決まっている9年生たちの教室では、少し寂しい、しかし確かな一歩を感じさせる光景が見られました。自分たちの手で作り上げ、教室を彩ってきた掲示物が一つ、また一つと外されていきます。学級目標、行事の思い出、日々の連絡事項……。壁が白く戻っていくたびに、この教室で過ごした時間の終わりが近づいていることを実感せずにはいられません。
「これまで積み上げてきたものを片付ける」この作業は、単なる片付けではなく、3年間の思い出を心のアルバムにしまい、次なるステージへ向かうための「心の整理」でもあります。掲示物のなくなった、少し広くなったように感じる教室の静け...
早いもので、カレンダーは3月を迎え、今日は桃の節句「ひな祭り」でした。校内にも春の気配が少しずつ漂い始めていますが、それと同時に、別れの季節特有の、どこか引き締まった空気が流れ始めています。今週の日曜日、3月8日に挙行される第3回卒業証書授与式に向けて、学校全体が「感謝を形にする」モードに切り替わりました。
心を込めた会場づくり
2日月曜日には、7・8年生が、これまで学校を引っ張ってくれた9年生のために会場設営を行いました。重いシートを敷き詰め、椅子を一つひとつ定規で測ったかのように真っ直ぐに並べていく。その真剣な表情からは、最高学年のバトンを受け継ごうとする自覚と、先輩への敬意がひしひしと伝わってきました。ガランとしていた体育館が、一気に「式典の場」へと姿を変え、主役たちの登壇を待つばかりとなっています。
歌声に込める「ありがとう」
一方、多目的ホールからは、1〜6年生の元気な、そしてどこか切ない歌声が響いています。昨日から始まった呼びかけや合唱の練習。1年生にとっては、優しく遊んでくれたお兄さん・お姉さん。6年生にとっては、背中を追い続けてきた憧れの存在。それぞれの学年が、9年生との思い出を胸...
いよいよ3月。別れと出発の季節がやってきました。今度の日曜日、8日は卒業式です。義務教育を終える9年生が、この学び舎に登校するのも残りわずか5日となりました。
体育館では会場設営がはじまり、業間には前期課程の児童たちが式歌や所作の練習に励む姿が見られるようになりました。学校全体が、少しずつ「その日」に向けて背筋を伸ばし始めているような、そんな独特の緊張感に包まれています。
そんな中、本日、9年生の教室でなんとも微笑ましく、心温まるサプライズがありました。
扉を開けて入ってきたのは、1年生の子供たち。手には一生懸命に作った色鮮やかな折り紙の花束と、メッセージカードが握られています。これまで優しくお世話をしてくれた9年生のお兄さん、お姉さんへ、「卒業おめでとう」の気持ちを届けにやってきたのです。
思い返せばちょうど1年前。4月の入学式で、緊張に震える小さな1年生の手を優しく引き、入場をエスコートしてくれたのが、当時最高学年になったばかりの9年生でした。
あれから1年。掃除の時間、昼休み、そして行事のたびに、1年生は常に9年生の背中を見て育ってきました。プレゼントを手渡す1年生の姿は、1年前とは比べものにな...
一気に春めいてきて、昼間は夏のような日差しを感じるようになった今日このごろ。本校では、5・6年生による「ふるさと水上学」の成果報告会が開催されました。
この1年間、子どもたちは総合的な学習の時間を通じて、「自分たちのふるさと・水上村をより良くするために何ができるか」を問い続けてきました。地域の歴史や伝統行事、豊かな自然、そしてそこで暮らす人々の思い。自ら現場へ足を運び、調査し、考えを深めてきた結晶が、今日の発表には詰まっていました。
鋭い分析と、愛着が生む「提案」
発表では、大型モニターを活用して、グラフや図を交えながら分かりやすく解説する姿が印象的でした。「新型コロナウイルスの流行前後で、祭りに参加する人の意識はどう変わったか?」「水上村の特産品を広めるには、どのような発信が効果的か?」
単に調べたことを並べるだけでなく、アンケート結果から現状を鋭く分析し、子どもたちなりの「解決策」を提案する姿には、目を見張るものがありました。地域の一員として、自分たちの村を誇りに思い、真剣に未来を憂い、そして希望を見出そうとする熱意が、その言葉一つひとつに宿っていました。
伝統のバトンを受け取る4...
卒業の日が刻一刻と近づいてきました。今日、9年生にとって中学校生活最後となる家庭科の授業が行われました。締めくくりを飾るメニューは、私たちのふるさと水上村の誇り、そして市房山信仰の象徴でもある「お岳さん饅頭」です。
今回も、強力な助っ人として地域の女性部の皆様にお越しいただきました。生徒たちは、地域の方々と交流しながらの調理に、最初こそ少し緊張気味でしたが、プロの手つきを目の当たりにすると、身を乗り出してコツを学んでいました。
受け継がれる「市房の心」
お岳さん饅頭づくりは、単なる調理実習ではありません。それは、水上の歴史や文化に触れる大切な時間でもあります。
丁寧な手仕事:生徒たちは、あんこを丸め、生地の焼き加減を見極める難しさを実感していました。交流の輪:女性部の皆さんの「上手ね」「いい感じだよ」という温かい声かけに、自然と笑顔がこぼれます。伝統の継承:生地を注ぐ音、立ち上がる湯気、そしてこんがりと焼けたあの独特の形。五感を通して、ふるさとの味を体に染み込ませているようでした。
最高の「おいしい!」が響く調理室
焼き上がったアツアツの饅頭を一口頬張ると、「おいしい!」「やっぱり最...
