『30代を無駄に生きるな』(永松茂久)
人は、自分の未来を想像力で見ることができる。目を閉じればドラえもんに会うこともできるし、地球の裏側にも月にも行くことができる。そう考えると人の想像は無限だ。
「それが現実と何の関係があるの?そもそもドラえもんなんかいるわけないでしょ」とあなたは思うかもしれない。
たしかにドラえもんはいないかもしれない。それに、実際はほとんどの人が月に行くことなんてできないかもしれない。
しかし、人は面白いほど、自分で想像したことに現実が引っ張られていくものだ。
これは机上の精神論ではない。科学的にも証明されている事実であり、「潜在意識」が関係する話である。
人が具体的に何かを想像すると、脳が無意識にそこに向かって動き始めるという理論は脳科学的にも証明されている。
例えば、「外車が欲しい」と思ったら、外車に関する情報を見かけることが突然増え出したとか、「こんな人と仕事がしてみたい」と思ったら、そういう人と偶然出会う事ができた、など。
おそらくあなたもそんな経験をしたことはあると思う。これは偶然ではない。科学的に考えてもその必然性は明白なのだ。
「良い想像をすれば、良い現実につながる」と言う抽象的な表現になるが、これは脳の機能なのだ。
例えば、「男運がない」と口癖のように嘆いている女性は、「男運がない自分」を常に意識し、その思考が現実を引き寄せる。
引き寄せとはつまり、「自分の無意識が一生懸命その現実を検索し、見つけ、そしてつくり出している」ということなのだ。
運や周りのせいではない。すべてはその人の思考や考え方が招いているのだ。
口にする言葉と思考を変え、理想の自分を具体的に想像すれば、あなたの人生は必ず好転する。
昨日は大学前期入試でした。祈りを捧げても、膝を抱えても奇跡は起きないことは私も入試を経験してわかりました。努力あるのみだと。
熊日『わたしを語る』連載中の平井信行さんとは、就活中に「高校大学の後輩です!」とメールをした時から交流があります。気象予報士になりたい方はご一報。