学校の概要

【本校の位置】 

(1)所在地:熊本県球磨郡多良木町大字久米128番地

(2)位置と標高:北緯32°15’   東経130°57  標高199m

 

 


【本校の沿革】
 
本校は明治6(1873)年、久米村大字伏間田に公立堂山小学校として創設され、その後に堂山尋常小学校となり、明治25(1892)年に久米尋常小学校と改称された。その後、高等科設置と廃止を経て、昭和16(1942)年久米国民学校に、同21(1946)年久米村立久米小学校となり、同30(1955)年の町村合併により多良木町立久米小学校となり、現在に至る。本校は、人吉球磨管内では創立が最も古い小学校の一つであり、令和5年2月に創立150周年の記念式典を行った。
【校区の概要】
 本校区は、上球磨盆地中央を瓢箪型に横断する多良木町の中部南側(北側:黒肥地、中央:多良木)に位置し、学校は町中心部から約3kmの距離にある。人口2,219人、世帯数824戸(平成28年5月1日現在)で、幸野溝の水利により、米やたばこ、果樹の生産、畜産業等の農業が盛んである。また、球磨地方の特産である焼酎酒造場が2社ある。

校区一帯は扇状地をなし、なだらかで平坦な地形で、黒原山を分水嶺として球磨川に注ぐ枝川内川が校区の中央部を東西に横切りながら流れている。

校区内には、平成27年度に認定された「日本遺産」を構成する文化財「久米治頼神社」や相良三十三観音第28番札所として多くの参拝者を集める「中山観音堂」をはじめとして、歴史ある寺社も多い。黒原山山系の中腹には「妙見野自然の森展望公園」が整備され、望遠鏡やアスレチックジムがあり、ピクニック等に訪れる人も多い。また、その地形からパラグライダー愛好者が集う「スカイフェスタ」が毎年開催されている。さらには、気象条件によっては球磨盆地の雲海を見ることができる景勝地としても知られる。

 

 


【本校の概要】
 
周囲を田園に囲まれ、学校の横を「日本の疎水百選」の一つである幸野溝が流れており、学校の背後に「熊本百名山」に数えられる花立山(1105m)や黒原山(1017m)など九州山地を形成する山々が聳える自然豊かな環境にある。
 本校は、児童数55人(男子27人 女子88人)、教職員数16人の小規模校である(*数字はいずれも令和6年5月1日現在)。平成25、26年度、熊本県教育委員会指定及び熊本県学校保健会の委嘱を受け、健康教育推進校として取り組み、平成26年10月に研究発表会を開催した。健康教育に関する取組の一部は、現在も継続している。
 PTA会員数(教職員を除く)は36戸で、会社員が大半であるが、兼業農家も多く、農業もしくは農業関係に従事されている割合は高い。学校教育への関心は高く、また行事等へも大変協力的である。