校長室便り

持久走大会

 弥次分校では昨年12月21日(月)学年別に、高植校では先月1月27日(水)~29日(金)、低・中・5・6年に分けて開催しました。

 子供たちはこの日のために業間の時間や体育の時間、朝の時間などを利用して練習に励み、その上で、自分の目標とする順位やタイムの達成に向けて、自分の弱い心に負けず、苦しみに耐え、一生懸命走りました。

 順位に関係なく、みんなよく頑張りました。

 この、大会の日だけを捉えても、子供たちは、昨日の自分より確実に成長できたことを実感したことでしょうが、大切なのは、そういう実感をもつことができたのは、その日まで頑張ってきたからです。

 それが実績、成果というなのものです。

 頑張った人は頑張った分、大きな感動を味わうことができるばかりでなく、『頑張りが大きいほど達成感も大きい』という当たり前のこともまた、実感として味わうことができるでしょう。

 持久走は、体だけでなく心も鍛えることができるとても大切な運動です。

 これはスポーツばかりでなく、日頃の通学、登下校にも同じことが言えると思います。

 雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、自分の足で頑張って通った人には体力ばかりでなく、強い精神力が備わります。

 通学距離が短い人より長い人の方が、その分、体も心も鍛えることができるという訳です。

 遠い人は毎日が大変ですが、毎日だからこそ、遠く大変なほど強い精神力が備わり自分を鍛えてくれると考えて、頑張って欲しいと思います。

 どうか、車での送迎など、お子様のせっかくの成長の機会を奪ってしまうようなことはお考えいただきたいと思います。

 祖父母の方々にもご理解いただきますようお声掛けください。

 もちろんお子様の体調が悪いときや急用の場合等は別です。

 また危険なほどの悪天候等、送迎していただかねばならない場合もあるでしょうが、雨や風の強い日の歩き方を工夫するのも生きる力を付けるのに役立つはずです。

 ご理解よろしくお願いいたします。