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新年(後期後半)を始めるにあたって~発気用意~

後期後半始まりの会あいさつ(R7.1.8)

 

明けましておめでとうございます。

冬休み前に、家族のために自分の力を使うようにそうじや片付けなど、自分にできることでお手伝いを頑張るようにとお話ししましたが、みなさんできましたか?

冬休みに事故や大きな病気などもなく、今日、みなさんが元気に登校してくれたことが本当にうれしくてたまりません。

 

さて、11月にお相撲さんの藤青雲関が来られました。力強くてやさしい人でしたね。

今日は相撲つながりでお話をしてみようと思います。

この写真で、お相撲さんとは違う人が一人写っています。この人です。「行司」という人です。お相撲の審判みたいな人です。さて、行司さんは、何て言っているでしょうか?

「はっきようい」とか「はっけようい」「のこった」と言っていますね。

これを漢字で書くと「発気用意」となります。

これは、「発気揚揚」(はっきようよう)という言葉や、「不発気不生力(気を発せずんば力生ぜず) 不用意不成技(意を用いずんば技ならず)」という言葉から来ていて、簡単に言うと、「発気用意」は、「気持ちを高めて全力で勝負しなさい」と言っているのです。また、「満身の気力を出さないと自分の力が発揮できない。同時に心と頭を使わないと技は上達しない。だから体中の気力を出して、よく考えて工夫して勝負しなさい」ということを意味しています。

「残った」は、まだ勝負がついていないということです。

 

このことは、なにも相撲に限ったことではなく、他のことにも通じるものです。スポーツをする時はもちろんですが、勉強をする時や仕事をする時にも、物事を成功、実現するためには、二つのことが大切です。

「今度からがんばる」というゆるい気持ちじゃなくて、一つ目は、必ずやり抜くという強い気持ちを持って行動すること、二つ目は、「計画や作戦」をしっかり考えて取り組むことが大切です。

皆さんが新しい年、そして後期後半の学校生活を迎えるにあたって立てた目標への取組は、まだ始まったばかりか、これから始まるところです。

日々の地道な積み重ねこそが目標達成への近道です。一日一日を大切にして、三日坊主とならないように!

 

 最後に、正月にテレビで駅伝大会の様子を観ていて、タスキをつなぐことのすばらしさを感じました。

6年生は南小リーダーのタスキを5年生にしっかりつないでください。5年生は、そのタスキをしっかり受け取り、今まで以上にリーダーになることを自覚した、しっかりとした姿を見せてください。真のリーダーになるための準備をさらに始めてください。

期待しています。

 

これで校長先生のお話を終わります。