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小規模校の強みを生かす!~縦割りのつながりをとおして、感性を育てる~

 私は、校長室の窓から見える光景が大好きです。運動場で、子どもたちがブランコに乗ったり、鬼ごっこをしたり、サッカーをしたり、虫取りをしたりと、その遊びは様々です。よく見ると、単学年ではなく、様々な学年の子が共に遊んでいることに気付きます。高学年が低学年をおんぶしたり、抱っこしたり。サッカーでも、上の学年の子が下の学年の子にやさしくパスを回してシュートをさせたりしています。そこには、「見守る」という意識が確かに存在します。決して「してやってる」という上から目線ではなく、その場その時間を一緒に過ごすことに「楽しみ」を覚えているのです。

 これは、本校独自の「サウスくんデイ」の効果でもあります。「サウスくんデイ」とは、全校児童が縦割り班(どの班も全ての学年児童で構成されている班)に分かれて、自分たちで遊びや掃除等について考え、一緒に活動する日です。1年生から6年生までが、一緒に話し合い、遊び、給食を食べ、掃除をするためには、お互いのことを考えたり、折り合いをつけたり、より協力する意識を持たなければなりません。そうした縦割りのつながりの中で、自分の思いを相手に伝えたり、相手の気持ちを考え行動したりできる感性が育っています。だからこそ、毎日の学校生活の中でもつながり、共に過ごす楽しさを感じ、笑顔が溢れているのです。

 6年生のリーダーシップの下、主体的活動が進められています!