ブログ

授業参観、学級懇談会そして家庭教育学級(保護者向け水俣病啓発事業)

 12月13日(金)に行いました授業参観・学級懇談会には、多くの保護者の方々や学校運営協議会の皆様にお越しいただくことができました。新しい学年になって約8か月経った子どもたちの姿をご覧いただくことができましたでしょうか。

 当日は、PTA家庭教育学級として、県の「保護者に向   けた水俣病啓発事業」を活用した講話を実施しましたところ、これもまた会場いっぱいにご参加いただくことができました。

 水俣病資料館語り部である吉永理巳子さんのお話は、聴く者の心をとらえて、離すことがありませんでした。父親の発病と一家の被害、水俣病患者家族を蔑視していた自分、ふるさとである水俣を隠し続けた自分、水俣病や自分自身の在り方を見つめることになったきっかけ、そして何を子どもたちやその保護者に伝えたいのかというお話でした。

 今年度の学校経営の基調として「『自分が好き』『この学校が好き』と言える学校、そして、展望をつかみ、しなやかに生き抜く子どもを育てる菊陽南小にする」と掲げております。そこの「生き抜く」という言葉がぴったりと重なったお話でした。