22日(木)は、9月の「ふるさとくまさんデー」でした。人吉・球磨から届いたメニューは、「芋栗ごはん、牛乳、つぼん汁、塩さば、五分漬けあえ」でした。栗の生産量が全国2位の熊本県。人吉・球磨地方は有数の産地です。なかでも有名なのが、山江村の特産物「やまえ栗」です。本格的に栽培されるようになってから約50年だそうですが、盆地特有の朝夕の寒暖の差と、生産者の技術向上の努力がおいしい栗を作り出しています。「つぼん汁・・・聞き慣れない料理名ですよね。これは、鶏肉、豆腐、野菜、芋などたくさんの材料をいりこだしで煮て、醤油で味付けをした人吉地方の郷土料理です。秋の収穫時期に作る、神様に供えるための料理で、蓋付きの深い壺のような椀に入れて出されていたためこの名前が付いたそうです。「塩さば」についてですが、人吉・球磨地方は海から離れているため、鮎やヤマメなどの川魚がよく食べられていました。海の魚は新鮮なものが手に入らないので、塩を使って保存した塩さばや塩いわしなどがよく食べられていたそうです。今月も小旅行気分を味わいながらおいしくいただきました。食文化は奥が深いですね。
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