日誌

5月の「ふるさとくまさんデー」です

   さて、5月18日(火)の「ふるさとくまさんデー」のメニューは、「つなひきよいしょ、牛乳、豆腐汁、竹輪のお茶あげ、にがごりのひこずり」でした。5月の献立表をいただいた日から、とてもこの日のメニューが気になっていました。なぜなら、聞き慣れない名前のメニューばかりだったからです。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「つなひきよいしょ」とは、大豆と小豆を使った混ぜご飯のことです。なぜこの名前がついているのかというと、山鹿市の民話が由来となっています。山鹿の名所に、不動岩と権現山がありますが、この二つの山には「不動岩と権現山の綱引き物語」という民話が残っています。おいしい小豆を食べて育った「不動岩」と固い大豆を食べて育った「権現山」が、綱引きの勝負をしたというお話だそうです(勝負は「権現山」の勝ちでした)。山鹿にお住まいの教頭先生はご存じでしたが、私は全く初めて聞くお話でした。面白いですね!

 次に「ひこずり」ですが、「ひこずり」とは「こする、いためる」という意味で、「ひっこする」という山鹿・鹿本の方言です。にがごりを炒めて、みそや砂糖、みりんなどで味を付けてあります。また、「豆腐汁」は、山鹿でお祭りやお祝いの時に食べられる料理で、三角に切った豆腐を入れるのが特徴だそうです。

 最後に「竹輪のお茶あげ」ですが、山鹿市はお茶の産地としても知られています(本校区内でも栽培されていますね)。お茶の食物繊維は水に溶けないため、抹茶にして料理に使うと吸収されやすくなるそうです。

 今回は、山鹿地域の特産物を使った「ふるさとくまさんデー」でしたが、地域の特色やすばらしさも味わうことができ、たいへんおいしくいただきました。