【全校】算数授業渡り歩き 3年編
ドリル中の3年生を見ていて気になったことがあったので、授業者に断った上で、私は以下のように黒板にかきました。
余計なことは言いません。黒板を見せて「私が何を言いたいのかあてなさい」と発問しました。
しばらくすると、「(ノートに書くときに)1がはみ出す」ということに気づきました。
子どもたちが、左図のような計算を書いているのが私は気になりました。もともと1字分右側に寄せて書いておけば済むことですが、ノートを無駄なく使おうとしているのでしょう。計算してみたら「はみだしちゃった」となっているのだと想像します。
私はさらに「左側に余白がなかったらどうする?」と投げかけ、次なる問いを出しました。
「私は、問題を見ただけで最後の答え(積)がはみでるか、はみでないかがわかる。どこをみているのだろう?」
しばらくすると、子どもたちも気づいたようでしたので説明してもらいました。
十のくらいどうしの積が2けたになれば「はみでる」というわけです・・・「ただし、積が1けたでも、最後は2つの数を足し算するので繰り上がりではみ出ることもあるよ」と付け加えました。
結論・・・最初から一文字空けておいた方がいいのかなと私は思います。
ちなみに、下図のように2回目からは1文字ずらして書いていた子もいました。おそらく一度計算して書き直したのだと思われます。このように、ノートは見ていると子どもたちの考えている様子が想像できるから面白いです。