学校生活

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すもうと神社とインフルエンザ


  すもうと神社と インフルエンザ
  おはようございます。
  今年は何年でしたか?
  そうですね、とり年です。
  3学期始業式でも、サル年からとり年に変わったこと、サルのコミュニケーションでなく、人間らしい心を通わせた態度で仲良くしていきましょうと、お話をしました。
  今日は、おすもうさんの話です。
  新しい横綱になった、稀勢の里関が注目されています。日本で生まれ育った人の中から19年ぶりの誕生、番付に載らなくなってから14年ぶりの登場になるそうで、ニュースでも取り上げられ日本中の多くの人が今後の活躍に期待をしています。
  熊本出身のおすもうさんもいます。代表は関脇の正代関です。新聞にも郷土出身のおすもうさんの勝負の様子が一覧表にして載っています。
  すもうが強い順を番付といいます。番付表を見ると、約30名が幕内、その下に約30名が十両として表してあります。別な機会に聞いた話では、すもうとりと呼ばれる人は1000人位いて、稽古がきつくてやめたりする人がいるので正確に何人とはわかりにくいということでした。そのような中で、この十両以上約60名が関取と呼ばれます。
  関取に許されることに、まげを結うこと、給料をもらえること、塩をまくこと、「力士」「○○関」と呼ばれることなどがあるそうです。
  すもうは神社で願い事をすることと似ているところがあります。テレビに映る土俵の屋根の形が神社の屋根に似ています。土俵入りでは地面の下いると思われていた災いの元を四股を踏んで押さえます。横綱が腰にしめる綱は神社の境内にあるしめ縄飾りと似ています。また、勝負する相手と向き合って蹲踞(そんきょ)してから手をたたく仕草は、神様に願い事をする時にたたく柏手(かしわで)と似ています。塩をまくのはけがなど良くないことが起きないように願うためです。
  このように、神様に豊作をお願いする神事として、神社へのお参りとすもうは共通するところから始まったようです。日本が発祥の地で、今では世界で人気の大相撲です。力士のみなさんの活躍に期待したいですね。
  ここで、ねずっちのように、「すもう」とかけて、「整いました。」「マスクと解く。」その心は、「いいせきとりを目指します。」
  気のせいか、さっきより一段と寒くなりました。そういえば、今、インフルエンザが大流行中です。
  手洗い、うがい、睡眠、健康な生活で、インフルエンザの細菌を跳ね返すことができる力をつけていきましょう。
 
  ≪2月7日 2月全校朝会
            校長挨拶メモより≫