私たちが大切にしていること
学校とは、子どもの「夢」を「ともに育み」「拡げ」「支える」場所であるという基本理念のもとに、姫戸小学校では職員全員で達成を目指す学校教育目標を、
夢に向かって挑戦し、感動を共有する「ひめっ子」の育成
と掲げています。
その確実な実現に向けて、①道徳教育の充実、②いじめ・不登校の未然防止、③人権を尊重した教育の推進、④環境教育の充実、⑤規律ある態度の育成、⑥指導方法の工夫改善、⑦特別支援教育の充実、⑧保・小・中の更なる連携の充実、⑨体力向上に向けた取組の充実、⑩家庭教育と学校教育の協働、⑪連携・協働による地域の学校づくり‥‥といった18項目を具体的実践事項と位置づけ、学期毎に評価し、指導・支援・連携体制の改善を図っています。
それら教育活動の一つ一つの基盤として、私たちが大切にしていることは、
①自己(選択)決定
②自己存在感
③共感的人間関係
の育成・構築です。毎日の授業や給食・清掃指導、行事、委員会活動、縦割り班活動など全ての教育活動において、この3つのキーワードを意識しています。
上の写真は、4年生(濱﨑伸太郎教諭)の国語科の授業風景です。
〇2文で書く。
〇教科書に提示された漢字の熟語を2つ以上使用する。
〇1文目に自分を紹介し、2文目に教科書にある町のことを紹介する。
という条件の下に、子ども達は自分なりの意見をまとめて黒板に書きます(自己決定)。書き終わったら、全員で友達の文章が条件を満たしているか検証していきます。そこで友達の文章の良さや工夫を皆で挙げていきます(共感的人間関係)。 自分の文章と比較しながら、参考となる点や「こう書いたらもっと良くなる」といった気づきを出し合う中で、自分なりの考えや文章を再構築します。その後の発表の場では「○○さんのアドバイスを受けて、こんなふうに改善してみました」という発言が相互に生まれます(自己存在感)。子ども達の健全な成長には、この「3つの力」が欠かせません。
上天草大水害、教訓を忘れない(6月9日 平田 直 元姫戸小校長先生の講話)
天草上島を中心に123人が犠牲となった1972年7月6日の「天草大水害」から50年目を迎えるのを前に、元姫戸小校長の平田 直様をお招きし、当時中学生だった鮮明な記憶をもとに、ご講話をいただきました。 1時間の降雨量が130㎜、1日の総雨量が447㎜にも達するという集中豪雨で「山津波」が発生し、姫戸町、龍ヶ岳町、松島町、倉岳町、栖本町などに被害が及び、死者・行方不明者116人、重軽傷者249人、家屋の全半壊750戸、浸水家屋3859戸、多くの道路や農地など見るも無残な姿に変わり果ててしまったという。スクリーンに映し出された写真に「あの道や山がスゴいことになってる」と唖然とする子供たち。山という山は、巨大な怪獣が爪で引っかいたような悲惨な状態。その中で『間一髪、姫戸小牟田分校の奇跡の64人』の話は大きな教訓を得た思いでした。山津波(鉄砲水)の直撃を受けながら、子供たちは直前に脱出に成功、間一髪で難を逃れた。濁流の中で先生と子供たちの見事なチームワークが奇跡を呼び込んだ。当時、多くの犠牲と進まぬ復旧に、天草上島全体に重苦しさが立ちこめている中で、「牟田分校の全員無事」のニュースは、爽やかな風を吹き込んだという。講話を聞いた児童からは「奇跡の64人の話を聞いて、先生や上級生の言う事をちゃんと聞いたから助かったんだと思った。」「人や家が山津波にのみ込まれて、とっても辛かったと思う。」「今まで以上に避難訓練に真剣に取り組みたい。」等の感想が聞かれました。子供たちにも、我々教職員にも貴重な学びの場となりました。危機管理体制をしっかり構築していきます。平田校長先生、ありがとうございました。
3月7日 学習発表会
1~3年を第1部、4~6年を第3部とし、間にはしご乗りの演技を入れた、三部構成で実施しました。多くの保護者の温かい声援で、会場は今年一番の賑わいとなりました。もちろん感染症対策も万全です。
6年生 中学校体験入学
いつもとは違う緊張感と高揚感を感じさせる12名の子供たち。姫戸中学校で英語の授業を受け、早くも中学生気分を味わっていました。
1月28日 給食記念集会
1月24日は給食記念日です。それに因んで本日28日を給食感謝デーとして、給食の先生に感謝状を渡しました。また、給食集会にて、給食の始まりや歴史、エピソードを学ぶ機会となりました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 坂田 達徳
運用担当者
教諭 大谷 和也