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美味しいものには目がない!

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今年は元日から曇り空で、なかなか初日の出を見ることができませんでした。ようやく3日になって拝むことができました。


 さて、新年を迎える準備といえば「門松」づくりです。今年度も、PTA執行部の皆様のご尽力により、素晴らしい門松を玄関を飾っていただきました。


 年が明けて出勤してみると、何かが変です。

 どうも赤みが足りません。南天も飾ってあったはずなんです。

 よく見ると、赤い実だけがないのです。

一粒も残っていないのです。

「誰がこんないたずらをしたんだろう?」という疑惑がふつふつと湧いてきました。

 周りを見回すと、すぐに犯人が分かりました。ふんが落ちているではありませんか。

 犯人は鳥でした。詳しくはヒヨドリというハトより少し小型の鳥です。

 このヒヨドリ、美味しいものに目がないグルメです。

 木の実なども熟すのを待って、食べ時になると一気に群れでやってきて食べつくしていきます。

 きっと、そのターゲットに南天の実もなったに違いありません。


 ヒヨドリは、花の蜜を好んで吸いに来ます。先日ご紹介したサザンカにも来て長いくちばしで蜜をすいます。

 しかし、冬場になるとエサが十分に手に入らなくなります。そこで、木の実をついばむわけです。観察していると、上手にくちばしでむしり取り、丸飲みします。種もそのままですから、ふんを落とすと、自然に種まきをしてくれることになるわけです。


 ヒヨドリは、野菜や果物もよく食べます。ミカンなどに大きな被害を与えることで、害獣扱いを受けます。

 本校でも、たくさんの害を与えています。右の写真は、たんぽぽ・ひまわり学級の白菜の様子です。

 やわらかい葉の部分を最初に食べ始め、おいしいとわかると群れを作って襲来し、壊滅状態になります。

 


 このほかにも、次のような光景が広がっています。

        

 作物ができるのを楽しみにしている子どもたちには申し訳ないですが、根元のダイコンや芯の部分のブロッコリーは大きくなっていることで許してもらわなければ…と思います。

 春を待って、じっと耐えて生きている命です。あたたかい目で見ていただきたいと思います。


 さて、冬休みも終わりです。子どもたちの元気な声であふれることを楽しみにしています。