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今日は立秋です。

 先日の台風は、心配していた被害もなく通り過ぎていきましたが、みなさんのご家庭ではいかがでしたか。

 さて、8月8日は「立秋」。 暦の上では秋になります。 


「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」(藤原敏行)という歌がありますが、古くより、秋の気配は風の様子から伝わってくるという感覚が,日本人にはあったのかもしれません。

 ところが、実際には、秋とはいえ猛暑の只中。吹く風は熱風。無風の状態さえ続く毎日です。連日35度をこえる日々は体にこたえます。 


 そんな私たちの感じている秋をうまく表現した俳句があります。江戸時代の上島鬼貫(うえしま おにつら)という方の詠んだ句です。

「そよりともせいで秋立つことかいの」

 今の言葉に置き換えると「そよりとも風は吹かないのに、秋が来たなど言えるのだろうか」という意味でしょうか。実は この句、先の「秋来ぬと…」に対する皮肉だという説があります。

(暦の上で秋になったからって,そう簡単に涼しくはならないぞ。)という気持ちには賛同するばかりです。いつまで、この暑さが続くのか少し心配になります。


 校内では、緑が茂っています。

 理科園のヘチマはつるを伸ばし、たくさんの花を咲かせています。決して暑さに負けない強さに感嘆するばかりです。今年は、数え切れないくらいの実が収穫できることでしょう。

 学級園や運動場などにも雑草が生え、植えてある花よりも目立っています。8月18日のPTA作業では、大変お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。