こんなにもワイパーを買ってしまいました。
【校長ブログ】
私が学校にいるときには、給食を食べた4年生が毎日、「校長せんせーい!」と校長室にやってきます。窓ガラスを磨くためです。少しずつ少しずつ、人数が増えてきて、下の写真のように、百均でワイパーをそろえる羽目になりました。校長室にこんなにもたくさんのワイパーがある学校は珍しいかもしれませんね。
子供たちはあきないのかな?と思いながらも、毎日誘いに来てくれる子供を見ながら、ワイパーをそろえつつ、うれしくも思っています。他の学年の子供たちも最近は、「ありがとうございます。」と言ってくれます。
朝から、毎日、校門であいさつをしています。今日は、民生児童委員の本岩様が、プチボランティアのことを話してくださいました。「なぜ、プチボランティアというネーミングを知っていらっしゃるのだろう?」とも思いましたが、いろいろな方からお話を聞かれているのだろうと思いました。
今日は、6名ほどのボランティアの方が校門に立ってくださったのですが、その中でもみなさんが驚く光景がありました。
ある子供が登校してきたときです。
校長「みなさん、あの子のこれからの行動を見ていてくださいね。」
みなさん見ていてくださいましたがその後「何したんですか?」
校長「あの子は登校してきてすぐに、毎日、5本の草を抜いて、教室に行くのです。自然体でしょ!」
ボランティア「おーーー!」
ボランティア「あんな姿がいっぱいに見えるようになるといいですね。」
校長「少しずつ、少しずつ、無理のないプチボランティアが広がりつつあります。」
ボランティア「今年、たくさんの花が植えてありますね。校長先生が植えさせたって聞きましたよ!」
校長「植えさせたのではなくて、本校の花いっぱいサークルの先生が種から育てたんですよ!」
私が校門から、プチボランティアの様子をこっそりとった写真を掲載します。自然な子供の姿を残したかったからです。
その中である男の子が「校長先生!草だらけですよ!5本じゃとりきれません。」と話しました。体験することで、草の多さに気づいてくれたのでしょう。今でも花壇に足跡を発見することもあります。きっと、足跡を付けた子は、花の苗を花と気づいていないのでしょう。一方で、プチボランティアをしている子は、花と草の違いに気づくようになりました。それが心の成長です。
気づくか、気づかないか、それが大きな感性の違いになってきます。子供たちが少なくとも、花の苗を花の苗と気づいてくれる感性を持ってくれるまで、花いっぱいサークルは育て続けます。
もしここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、ありがとうございました。長文過ぎました。