ランドセルゾウ ちょっと恥ずかしかったけれど。
【校長ブログ】
1学期の東間小学校の日常生活に大きな課題を感じていました。なんとか、生活を落ち着かせなければ!
そこで1学期に職員に「私が気になっていること」を文書で伝えました。夏休みに各部で検討を行い、2学期から徹底して取り組んでいます。
そのような中、1学期から私と教頭で取り組んでいることは「ランドセルをきちんと整理する」ことです。小さなことですが、こんな小さなことからも日常生活は変わります。あとは担任がどれだけ真剣に取り組むかと言うことになります。
1学期のある日、教頭に伝えました。「ランドセルを背負っているゾウさんをイラストで描いてほしい。ランドセルゾウだ。」(教頭は美術の専門です)
教頭は「ランドセルゾウをかけ」といわれて数日、迷ったそうですが、見事にイメージを書いてくれました。
毎朝毎朝「ランドセルゾウ」をもって教室を点検しています。
はじめは校長として「ランドセルゾウです。」と教室に入るのは恥ずかしかったのですが、今では筆までも「ランドセルゾウだ」と言ってくれます。「朝だけランドセルゾウだよ。お昼は校長先生」と言っています。
毎朝、教室を回ってランドセルがきちんと整理してあれば、ランドセルゾウカードを渡します。それが10枚たまれば次のようにステージが進化していきます。
・ ブロンズステージ
・ シルバーステージ
・ ゴールドステージ
・ プラチナステージ
いくつかの学級がブロンズステージに達しました。
今、お子様のステージはどのくらいでしょう?
こんな取組でも、子供たちにランドセルをきちんと並べようという意識が育ってくればそれでいいのです。中には、ランドセルをきちんと入れていない友達のランドセルを並べて、学級のために尽くそうとする子供の姿も見えています。そんな姿、小さなことでも一生懸命になれるそんな姿が、日常生活を変えてくれると思うのです。
恥ずかしいけれどランドセルゾウは毎朝、がんばります。カードを持って。