最終更新日 2024.11.20
修学旅行速報②
10月17日(月)
午前11時頃、最初の学習の場であるBGカフェに到着しました。ここでは、被爆体験者でもある松尾幸子さんのお話を伺いました。松尾さんは、山里小学校5年生の時に被爆されました。戦争、原爆投下の時のお話は、この世界で起こったとは思えないような悲惨なものでした。今思い出しても辛い体験を多くの人に伝えようと活動されている松尾さんは、本当に強い方だと思いました。そのお話を聞かせてもらった私たちは、戦争原爆の悲劇を受け止め、今後平和のために何ができるのかをしっかり考えていかなければならないと感じました。
子供たちも、食い入るように松尾さんのお話を聞き、最後にお礼の言葉を述べた代表の子も、声を詰まらせながら自分の思いを一生懸命伝えていました。
平和講話が終わると、2階に場所を移してお楽しみの昼食タイム。旅行はじめてのメニューはトルコライス(トルコの国名は関係ないそうです。)とサラダ。黙食ではありますが、みんな楽しそうに食べていました。
午後からは、浦上天主堂、如己堂、山里小学校などを歩いて回りながら平和学習を進めていきました。
カメラ係の子どもたちも張り切っていろいろな史跡を写真におさめています。
てるてる坊主の効果があったのか、雨も上がり、すずしい風も吹き歩いて回るには絶好の天候でした。旅行支援も始まったせいか、長崎の町は修学旅行生や一般の旅行客で大にぎわいでした。
原爆落下中心地では、黙祷を行い、平和の願いを込めて「折り鶴」を歌いました。
そして、原爆資料館へ…
一生懸命メモをとっていました。追悼記念館では、平和集会を行い、平和の誓いを全員で宣言しました。
戦争と平和…今世界で起こっている戦争も他人事ではないのです。いずれ大人になる富小のみんなが、平和な世の中をつくっていく責任があるということ、だから今子どものうちに学び、行動する力を身に付ける必要があること、自分と自分の身の回り「小さな平和」(「困ったら助け合う」「自分でできることは自分でやる」ことを通して「人を大切にする力」「自分の考えをもつ力」を身に付ける)をつくっていくことが「大きな平和」につながることを子どもたちに話しました。
最後の平和学習の場所は、一本足鳥居です。いつもはバスの中からの見学ですが、実際に歩いて確かめることができました。
平和学習の次は歴史学習、1日目最後の見学地、出島和蘭商館跡に向かいました。
さあ、1日たっぷり学習しました。いよいよ、みんなが楽しみにしているホテルに向かいます。ホテルの夜の様子は速報③で…
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